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水無月の公園に、風吹けば・・   「百人一首」 58


久し振りの 見沼田んぼ Walking です。

今日は雲の多い分 気温も落ち着いた 爽やかな天候でした。

   
   ピラミッドアジサイ

   いつの間にか大きな花をつけた カシワバアジサイ です。


   アサザ

  氷川公園の池には アサザ が葉を広げ 黄色い花を咲かせています。



   ハーブ公園

    ハーブ公園にも 風が吹き渡って
    さやさやと揺れる風景がなんとも爽やかです。



こちらは、笹原に風が吹き渡る情景を そよ という言葉に重ねて
序詞(じょことば)にしている歌。

有馬山 猪名(いな)の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
                   大弐三位(だいにのさんみ) 

有馬山から、ふもとの猪名の笹原へ風が吹きおろすと、そよそよと
 笹の葉もそよぎます。いや まあそのように、私があなたのことを忘
 れたりなどしましょうか、決して忘れたりはしませんよ



作者である 大弐三位(だいにのさんみ)は 紫式部 の娘です。
音沙汰のない相手の男性に文句を言ってやったところ、

「君のほうが心変わりしたのかと思って」
と、言い訳がましいことを言ってきたので、この歌を返しました。

「いで(いや)」の強い響きに対して「そよ」の涼しげで爽やかなやさしい
響きが印象的な歌ですね。


講座 よくわかる「百人一首」の世界  55 資料として


55 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
                  大納言公任 『拾遺集』雑上(四四九)]


 (滝の水音が聞こえなくなってから長い年月がたってしまったけれども、
    滝の名だけは世間に流れ伝わって、今でも聞こえていることだ。



 大覚寺


 御所址


 3大覚寺からの広沢池


 5名勝名古曽滝址

大覚寺のほとり、大沢の池の北隅に、滝 跡の碑が立っている。


 8名古曽滝

 9滝も含めた庭


 滝の石組み




大覚寺は嵯峨天皇(在位八〇九~八二三)の離宮があったところだが、
この歌の作者 藤原公任(966~1041)が生きていたころにはもう滝の水は
かれて、滝跡の形だけを残していたに過ぎなかった。



講座 よくわかる「百人一首」の世界  56 資料として


56  あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな
                     和泉式部  [『後拾遺集』恋三(七六三)]
 (まもなく私は死んでしまうでしょう。死んだ後の、あの世への思い出に、
               せめてもう一度、あなたにお逢いしたいものです。


  



     和泉式部が蛍の歌を詠んだと伝わる 京都 貴船-    
                                 (2016-9-20 の記事より)



       貴船神社


貴船神社の鮮やかな朱色が浮かぶように見えてきました。


    奥宮へ





       河床

夕食は貴船川の上で戴く川床料理です。 それでなくても貴船は京都
の避暑地と言われるくらい、市街の気温より低い所。 散々に汗をかい
た体に川風が心地よくて、久しぶりに「夏の夜」の快適さを十分に堪能
したものです。

食事が進むころには、寒いくらいになってきて、持参した長袖を羽織りました。





       歌碑

        平安時代の女流歌人「和泉式部 」歌碑


ものおもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂(たま)かとぞみる
                           『後拾遺和歌集』1162

(物思い悩む私には 沢をゆれ飛ぶ螢の光がまるで身から抜け出てしまった
自分の魂であるかのように思われることです
)


この歌に対して、神様からの返歌があったそうです。貴船明神の歌です。

 奥山に たぎりおちつる滝つ瀬のたまちる許(ばかり)ものな思ひそ

奥山に滾り落ちつる滝の瀬の水の玉ように魂が散るほど思いつめるな



ポケモンgo の池に睡蓮が・・ &  「百人一首」 71 

  昨日の暑さは驚くほどで、気温30度になりました。
  午前中に木陰の道がある場所を選んでウオーキング

 

   ハンカチの木

   「見沼自然公園」 の 池 沿いに咲く ハンカチの花



昨年の晩秋に、やたら大勢人が集まって来て、一体何事かと驚かさ
れた見沼自然公園の池です。 あれ以来 ここは別名 ポケモン池


  蓮


池に 白色と、薄紅色の睡蓮が咲いているのを見つけました。やがて、
春が過ぎて夏がやってくる。 猛暑の夏をを予感させる暑い日でした。



薔薇の季節
     
        ばら

             < ロイヤルサンセット>





     百人一首の世界  71


   夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く             
<ユウサレバ カドタノイナバ オトヅレテ アシノマロヤニ アキカゼゾフク>
                       大納言経信(だいなごんつねのぶ)


夕暮れになると、わが家の前の田の稲穂がさやさやと鳴る。蘆を
 刈って葺いた小屋にも秋風は吹きすぎてゆくことだ。


・夕されば →夕方がやってくると。「さる」 はそれまで存在していた場を基点と
         して移動する意。(季節や時を表す語に付いて)近づく。 来る。



          夕方になれば 風が吹き 
          家の前の田んぼに、  葦で葺いた粗末な家に、
          秋風 吹いて     稲の葉擦(はず)れの音を聞く




 

東京 Walk - 王子神社 境内 に 関(蝉丸)神社 -

<今回のコース>

東十条(京浜東北線) 下車→富士塚神社名主の滝公園王子稲荷

王子神社関神社親水公園飛鳥山公園平塚神社→ 上中里乗車



   関神社


JR王子駅の裏手方向に建つ 王子神社(権現)。 その境内にある

   関 神社 です。 関 とは関所のこと、ここは歌枕でもある
      
          逢坂の関 を いうものでしょう。

     祀られているのは伝説の歌人 蝉丸 なのです。


なぜ当地に 蝉丸なのでしょうか。滋賀県大津の逢坂山に祀られている
蝉丸 は逆髪であった姉のために尽力したという話も伝わるそうで、

江戸時代に、かもじ などの髪に関わる職業の人たちによって逢坂山の
蝉丸神社から、髪の祖神として王子神社境内に奉斎されたといいます。

  (昭和に焼失したため、昭和34年5月に再建されています。)




百人一首の世界




百人一首」 10

   これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関
                       蝉 丸[後撰集』雑一(一〇八九)]

(これがあの、これから旅立つ人も帰る人も、知っている人も知らない人
 も、別れてはまた逢うという、逢坂の関なのですよ。)






プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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