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ほんの少し顔を出した 望月

   IMG_2312.jpg
 
 曇り 時々雨 模様の天候が続いています。

 十五夜の夜から、時折空を見上げているのですが
 眺めるタイミングが悪いのか、月は顔を出してはくれません。

 今年は
 「仲秋の月」と顔を合わせる事なくお別れするところでした。


 ところが、
 夜の11時過ぎごろだったでしょうか、
 「旧暦八月十五夜 は、今年9月15日に当たるんだけれど、実際
 に満月になるのは明後日だそうよ」 
 と言った、友達のことばを思い出して、
 
 ベランダから夜空を見上げていたところ、

 なんと、雲の間からが顔を出してくれたのです。
 ほんの一瞬で、また雲に隠れてしまった今月今夜でした。



「百人一首」 57

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
                   紫式部 [『新古今集』雑上(一四九九)]

 (久しぶりに巡りあって、見たのがその月であたかどうかもわからない
  うちに、雲に隠れてしまった真夜中の月であるよ。 その月のように
  昔親しかった人と偶然めぐりあったけれど、確かにあなただと分から
  ないうちに、あわただしく帰ってしまった人であるよ。


※詞書によると、幼友達と久し振りに出会ったけれど、その人はほんの
 少しの間 いただけで、声をかける前に帰って行ったとあります。 月を
 旧友に見立てた歌。 『源氏物語』の作者 紫式部が詠んでいます。




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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