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彼岸花 と 月

関東は「温帯低気圧化した台風13号の通過により大雨の恐れあり」という
予報でした。警戒しながらの一日でしたけれど、当地上空は穏やかに通過
してくれたようです。 「曇り時々雨」程度で終わりました。

   青空

時々青い空になり、陽も差してきて、
それならこの間に、とウオーキングに出掛けてみると、
彼岸花が一輪だけ、草むらから顔を出していました。

   彼岸花




来週にはもう「中秋の名月」となる月ですが、
今夜の月はどんな形になっているのでしょう。   出るかな?  




あづさ弓 ま弓つき弓 年を経て わがせしがごと うるは(ワ)しみせよ
(年月を重ねて、私があなたを愛したように、新しい夫に親しんでください)

和歌の中で詠まれている梓(アズサ)・檀(マユミ)・槻(ツキ)は弓を作る材
とされた木です。 名にそれぞれ「弓」が三つ続いて語調良く、「月」にかか
序詞の役割をしていると見られます。

「弓」は「月」を連想させ、「つき弓」で「年」を導き、「年月を重ねてきた」こと
を言うものです。


片田舎に仲睦まじい若夫婦が住んでいました。男は宮中勤めをしに行くと
言って出掛けたまま三年たっても帰ってきませんでした。

女は待ちくたびれて、心をこめて求婚してくる他の人と結婚することにしま
した。 この時代は夫が消息不明で三年が過ぎたら、他に嫁してもかまわ
ないという慣習だったのです。

求婚を受け入れたその日に、突然男が帰ってきました。事情を知った男は
この「弓」を重ねた歌を詠んで女に渡して立ち去ろうとしたのでした。


軽快なリズムの中に悲しい男の心と、女の幸せを願うという深い愛情が伺
える歌。 切ない男の心が伝わってくるようです。

                         (『伊勢物語』二十四段・梓弓)

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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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