にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村

鎌倉 - 『とはずがたり』作者 二条尼 の足跡を辿りながら -

1289年 既に出家を果たした 後深草院二条は、2月下旬に都をあとに
して関東への旅に出ました。

丁度1ヶ月後 江の島 に着くと、その日は江の島の岩屋で一夜を過ごし
翌日、鎌倉に入って、鶴岡八幡宮に詣でます。



 段葛を歩く

私達は「江ノ電」に乗って鎌倉駅に。駅前から若宮大路に入り、第二鳥居
から 平成の大修理を終えたばかりの 段葛(だんかずら)を歩きます。

渡り初め式の2ヶ月前には、細い枝に桜の花を飾りのように着けて揺れて
いた木々が、深い緑の葉を繁らせて両脇の縁取りとなっていたのには驚き
ました。


そして、こちらは八幡宮 大銀杏 の 

 大銀杏の株

       切り株 です。

樹齢約1000年と推定される大銀杏が、2010年に大風で倒れてしまい
ました。 高さ30m 周囲7m にもなっていた大木でした。

その昔3代将軍 実朝は、八幡宮階段横にあった大銀杏の木の陰に隠れ
ていた甥の公暁に暗殺されたと伝わります。


   大銀杏の子
その位置に取って代わって植えられた銀杏の子、若木が 現在これだけの
大きさになりました。

鎌倉将軍暗殺の悲劇はこの若木の成長とともに、後世へ語り継がれてい
くことでしょう。


 八幡宮から、由比ヶ浜を
由比ヶ浜に来た二条の尼は、浜の大鳥居(第一)から鶴岡八幡宮を参拝し
たといいます。 

現代では 鶴岡八幡宮 から 由比ヶ浜を見るとこのような具合ですが、当時
はもっとすっきり見通すことができたでしょう。


 文学案内板
境内にある「文学案内板」 2行目の下に「とはずがたり」と書かれているの
を確認しました。


八幡宮境内の「源氏池」と「平家池」を巡ったあと、第三鳥居を出て右手の
歩道を3分ほど歩いて、細い小路に入ると、

 将軍板

「鎌倉幕府将軍の事」と、二条尼が鎌倉に滞在した頃の重臣屋敷跡が示さ
れた案内板があります。

現在立っている場所の案内だけに、物語の舞台であるという臨場感があり
ます。 ここらあたりは小町通り。繁華街になっている現在の小町通りと、
若宮大路との間にあります。

「とはずがたり」に登場する「小町殿」の屋敷はここらあたりにあって、「小町
通り」の名の由来となったということです。

人一人やっと通れるような細い、静かな、とても鎌倉らしい風情のある小路
を駅方向に進みます。

さて、せっかくの鎌倉 おみやげなどのお買い物を楽しんでから帰途につき
たい組みと、お茶して一休みしていこう組みに、ここで別れて、解散。


   蓬ロールケーキ
 蓬のかすかな香りと 餡のやさしい甘さがうれしい 蓬ロールで
  ケーキセット をいただきました。   



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
私へのメールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
日本ブログ村 ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR