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よぎりゆく 見ゆ・・・

見沼でみつけた“お散歩コース”、もう5~6箇所にもなりましょうか。
その日の予定や時間帯、天候などによって「今日歩くコース」を決めています。

早朝、実質30分~40分の間ですが、木々の緑や草花を見て歩くことだけではなく
‘見沼たんぼ’で 様々な鳥の姿や囀りを聞くことが出来るのは
私たちにとって最高の癒しの時間帯にもなっています。

ヨシキリ平(第一調節池)コース(勝手に・・つけた名)は、最近工事が再開されているようで、
立ち入り禁止の札が下がっていたため、 中には入らないで 周辺を歩くことになりました。

ヨシキリ平2

土手の上でなくては 葦原も池も全く見えないから、空を見上げたときに・・・見えたのが

   ヨシキリ平3・白鷺の過ぎり行く

「あれは、何・・鳩じゃないし、鴨? いや、もっと優雅に飛んでるわね・・」

 と言う私に、すかさず 連れ合いが、

「あれは、‘よぎりゆく見ゆ’だよ。でも、群れて飛ぶの見るの初めてだね」と、撮った
写真です。


‘よぎりゆく見ゆ’とは-何のことでしょうか。実は白鷺のことを指しているのです。

シラサギやアオサギの姿をよく見かけるのですが、特に白鷺を見るたびに

「おっ、‘よぎりゆく見ゆ’だ!」と言うようになったのは

私の母の歌から始まったものです。



昔 私の母が短歌会(アララギ)に入会して歌を始めた頃だったと思いますが、

恥ずかしそうに、でも見て欲しくて出してきた歌がありまして、

それを見せられた夫がえらく感心し、気に入った歌らしくて、

それ以来、その歌を持ち出しては話題にしているうちに、私達の間では

白鷺=よぎりゆく見ゆ となっていたのです。


その歌を、久しぶりに亡き母の歌集『ひとりたび』(私の手作りですが)から
探し出してみました。

42 朝日さす 刈田の果ての 山の辺(べ)を 白鷺群れて よぎり行く見ゆ

故郷の山や川、田園風景が当時のままに浮かんできます。

私も、あのころの母の年齢に追いつき、追い越そうとしているのだということに気づき、

久しぶりに母の残した多くの歌を読み返してみました。

しみじみと懐かしむ思いと同時に、一人の女性としての生き方を垣間見るような思いも
します。

この世を 白鷺一羽 よぎりゆく 見ゆ ですね。 そしてわたしも・・・・




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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