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彼岸花

 秋の長雨で、“お天道様”とも すっかりご無沙汰です。おまけに、台風18号の
接近で、雨脚も断続的に強くなってきました。高い気温から快方されるのはいい
のですが、こうなると陽射しが恋われる毎日です。

先週の土曜日、朝散歩の時間帯に雨はなく、僅かでしたが 陽が差してきたの
で、久し振りに 見沼田んぼ西縁(にしべり) まで出掛けてみました。



     散歩道

いつもより、歩く人、犬の散歩をする人、走る人の姿が多く見られます。道端の
雑草も刈られたようで、さっぱりした中  目に留まったのは・・・


     彼岸花

大きな つくし のように頭を出している 彼岸花の蕾 です。 気をつけて見ると
まだ赤くなる前の、固い蕾の彼岸花が沢山。 お彼岸までは まだまだなのに
気の早いこと。 でも、やはり季節の花を見つけるのは、うれしいものですね。


 あれから雨ばかり。時間もとれなくて彼岸花の小道 まで出掛けられないで
います。もう少し蕾も膨らんで赤色が増したかな、などと、部屋の中から降り
続く雨を見ながら、想ったりしています。



そういえば、ここのところ小鳥の鳴き声も聞きません。朝、鳥の囀りで目覚め
るのが常でしたのに。夏、蝉の声に代わり、虫の音が混じるようになっていま
した。

明け方の眠りを覚ますほどの あの鳥たちは、一体どこへいってしまったので
しょうか。  木の陰で この秋の長雨を凌いでいるのかも知れません。



「百人一首」78   源 兼昌 [『金葉集』冬(二七〇)]

淡路島かよふ千鳥の鳴く声に幾夜寝ざめぬ須磨の関守
<アワジシマ カヨウチドリノ ナクコエニ イクヨネザメヌ スマノセキモリ>                    

淡路島から千鳥は鳴きかわしつつ飛んでくる。その鳴き声に、幾夜、眠りをさま
 されて もの思いにふけったことだろうか、須磨の関守は。


・淡路島  → 兵庫県須磨の西南に位置する島。古来よりの歌枕。
・寝ざめぬ → 寝覚めてしまったことか。  「ぬ」は完了の助動詞。終止形。
・千鳥    → 平安時代以降は冬の海辺の景物 として詠まれる。

ちどり< ウィキペディア> より

・須磨の関守→ 「須磨の関」の番人。須磨に関所があったのだ。
           須磨は都から遠く離れた流浪の地の印象が強い。歌枕。




雨の続く日に、“鳥の声” といえば、こんな寂しい歌が浮かんでくるものです。






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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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