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石川県 の 全昌寺へ

   大聖寺駅


文化と歴史を訪ねて」  二日目は 金沢から北陸本線に乗って丁度1時間、
「大聖寺」駅 に向かいました。

 『おくのほそ道』に 芭蕉が泊まった寺がこちらにあると書かれています。そこ
を訪ねてみることにしました。


  案内板

駅を出て、間もなく左折、約7分ほどで 山ノ下寺院群 と標示のあるところへ着
きます。

寛永末頃(1645年頃か)に城下の整備に伴い大聖寺藩は越前との国境の防御
を兼ね、意図的に寺院をこちらに集めたとされています。

芭蕉が『おくのほそ道』の旅に出たのは 元禄2年(1689)3月27日なので、寺院
群として集められた後に来ています。

ここから右手にみえる大昌寺、この場所に移転したところで宿をとったと分かって
なぜかほっとしました。


   全昌寺




 『おくのほそ道』 一部抜粋    <現代語訳>  

 大聖寺という城下町の郊外にある全昌寺という寺に泊まった。ここはまだ

加賀の国の内である。先立って行った曽良も前の晩にこの寺に泊って、

 終宵(よもすがら) 秋風聞くや うらの山
(寝床に横になってもなかなか眠れず、一晩じゅう、裏山に吹き渡る秋風の音
 を、心寂しく聞いたことであるよ。)

 と一句を残していた。              aki_093.jpg


      (中 略)

今日は越前の国へはいって行こうと、心あわただしく」お堂の下に降りるのを、

若い僧たちが紙や硯をかかえ、階段の下まで追いかけて来た。ちょうどその時

寺の庭の柳の葉が散ったので、

 庭掃きて 出(い)でばや寺に 散る柳
(この全昌寺に一晩お世話になって、出立しようとすると、折から庭の柳の葉が散
 り落ちたが、せめてこの柳の散った庭を掃き清めてからお暇したいものである。)

 と、即興の趣向で、草鞋をはいた旅装のまま、推敲も加えずに書き与えた。



                  -久富哲雄 全訳注 (講談社学術文庫) から- 



     本堂 本堂

     境内 境内

     句碑
芭蕉 句碑



芭蕉翁の像(撮影の許可を得ています。)

   芭蕉座像 は 本堂の中の左手に進んだところ、ガラスのケースの
   中でした。 像底部に「杉風薫沐拝作之」に書かれているとの説明書
   きがあります。

    (おおよそ30センチ~50センチ ぐらいの高さと、思われましたが、
     印象なので、正確ではありません。




全昌寺は 五百羅漢 の お寺さんでもありました。


     羅漢中央の仏様
                  西国三十三観音像

     五百羅漢
                    五百羅漢像


          萩
    
            庭では 萩の花が開き始めていました。












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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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