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「こい」から の メッセージ

朝の散歩に、見沼代用水に架かる橋を渡るとき

大きな魚影が目に留まりました。

橋の欄干から下をのぞいてみると、大きな大きな鯉が、ゆったりと泳いでいました。


代用水に鯉はおおいのですが、こんなに大きな鯉は初めて見たように思います。
しかも、じっと水面を見つめていると、何匹も・・近づいてくるではありませんか。


その 謎が解けたのは、このメッセージ に気付いたときです。


     鯉からのメッセージ
 
   鯉(こい)さんからの     (鳥居の印で 氷川女体神社 代筆 




 さて、 「百人一首」の62番には 清少納言 の 和歌があります。

 夜をこめて 鳥のそら音(ね)は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
                      
まだ夜が明けないうちに鶏の鳴く声をまねて、門をあけさせようとおだまし
  なさっても、決して逢坂の関守はだまされて開けたりはしませんよ。



『後拾遺和歌集(ごしゅういわかしゅう)』の雑二(九三九) の 詞書(ことばがき) に
よりますと、

大納言藤原行成が清少納言の局(つぼね)でお話をした後に、天皇の物忌みのため
め急ぎ帰らなければならなかったので、翌朝に、清少納言へ手紙をとどけました。

「昨夜は鶏の声に追い立てられましたので、急いでかえったのです」とあります。

そこで、清少納言は、

「その鶏の声というのは、函谷関(かんこくかん)のそら鳴きでしょう?」

と切り返しました。
すると 再び、彼からは、

「いえ、あれは 逢坂の関 なんですよ」

まるで、 こい(恋) の メッセージ であるかのように言ってきた 

で、それに返して詠んだ歌  だとあります。




   こい 鯉 恋   


 「来い 来い 来い!」って、 鯉に呼びかけたくなった 朝でした。



       おじぞうさま
            お地蔵さん からもメッセージが・・


 

中国の故事 『史記』 
戦国時代、斉の孟嘗君(もうしょうくん)が秦国に使いをしたとき、とらえられ殺されそう
になった。奇策を用いて逃げ出し、函谷関(かんこくかん)に着いた。

この関は一番鶏が鳴くと開くので、家来の中の鳴きまねのうまい者が、鶏の鳴き真似
をして、無事孟嘗君は関を通り抜けることができたという。



・夜をこめて→ 「こめ」は「こむ」、包み隠すの意。 まだ夜の明けないうちに。
・そら音   → 鳴き声をまねること。
*よに・・じ → よには副詞。「決して」の意。   下に打ち消しのじを伴い不可能の意。
・逢坂の関 → 関所の名。男女が「逢ふ・坂」をかけた掛詞。


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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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