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「鎌倉百人一首」を歩く  尾崎左永子著


     鎌倉百人一首

先日、 講座の一環としての校外学習「第5回 鎌倉紀行」 を終えたばかりです。
さらに、もう一方の担当講座 「よくわかる百人一首の世界」の両方を合わせた
かのような題名の本を見つけました。


著者は歌人、作家の 尾崎左永子氏です。古典文学にも造詣が深い作者によっ
て古典編和歌や歴史についても分かりやすく簡潔に説かれています。

鎌倉在住だからでしょうか、、古都鎌倉の魅力が力むことなく ごく自然に、しかも
格調高く語られていて、鎌倉ファンとしては、読んでいてうれしくなる本でした。



採り上げられている百首の歌、百人の歌人のなかに 『とはずがたり』の作者であ
る 後深草院二条 がありました。

歌は、

  杉の庵(いお) 松の柱に しのすだれ 憂き世のなかを かけ離ればや
 (杉葺きの仮小屋、松の木の柱にしの簾をかけるような粗末な住まいであっても、
  このつらい世の中からかけ離れて生きていきたいものだ


京の都の院御所で、後深草院の寵愛をうけて生きてきた女性です。訳あって東国
に下ってきて、やっと江の島までやってきました。

千手の岩屋というところで山伏に宿を借りますが、はるばるやって来た旅を悲しく
思ってまどろむことさえできません。『源氏物語』にある宇治の姫君、大君(おおい
きみ)の歌を引き合いにして詠んだ歌です。

鎌倉にやってきた時の状況、心情が如実に表れた歌です。続いての文章からは
都人二条の目に映る鎌倉の様子が淡々と語られていくのです。





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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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