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卯の花 - 夏は来ぬ


最も暑かった今年の5月。6月に入って西の方から梅雨入りの声がとどいている。

気温も少し下がるようだが、季節は、もう夏であることに違いはない。



夏は来(き)ぬ」 という唱歌がある。歌詞が

卯の花のにおお垣根にほととぎす早も来鳴きて・・♪♪」と始まる。

大きくなって、「卯の花」「ほととぎす」は夏の季語であることを、この歌で理解した
ものだった。




去る5月24日に岩手県の平泉を訪ねた。源義経最期の地となった「高館(たかだ
ち)」に、史跡「卯の花清水」があることを知ったので、今回は『奥の細道』に記さ
れた芭蕉の 門人曽良(そら) の句のある「卯の花」を見たいと出掛けたのだった。

5月24日は、旧暦の4月7日になる。芭蕉と門人曽良が平泉に来てこれらの句を
吟じたのは元禄二(1704)年5月13日と『奥の細道』にあるので、現在の暦では
6月28日ということになる。



   高館展望
              高館(たかだち) 展望   北上川が見える。

       高館義経堂
                       義経堂


  夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡   芭蕉




   5月24日清水
                 卯の花 清水



  卯の花に兼房みゆる白毛(しらが)かな  曽良
(白く白く卯の花が咲いている。ああ、老臣兼房奮戦の面影が、ほうふつと目に浮かぶことだ。


兼房(かねふさ) とは・・文治五(1189)年うる4月、高館落城の時、主君義経とその妻子の
悲しい最期を見届け、死力を尽くして奮闘して、敵将諸共燃えさかる火炎の中に飛び込
んで消え去った白髪の老臣、兼房、年六十六。



   卯の花


          卯の花蕾

         岩手県、平泉の「卯の花」はまだこのような蕾であった。  


           恐らく今頃は真っ白な花を咲かせていることだろう。 






   鎌倉5月7日 5月7日  鎌倉で咲くウツギ(卯の花)




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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