百人一首かるた倶楽部

前回の 「百人一首かるた倶楽部」に参加したときに、5階の窓から見えた筑波山です。
写真ですと頂上の様子 分かりにくいですねぇ。
「ほら、今日は天気がよいから 筑波山がよく見えてるわよ~」
の声に、窓の外を眺めると・・・ しっかり 筑波嶺(つくばね) が みえました

<つくばねのみねよりおつるみなのがわこいぞつもりてふちとなりぬる>
13 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる
陽成院 [『後撰集』恋三(七七六)]
筑波山の峰から激しく流れ落ちてくる男女川(みなのがわ)の水がしだいに水量を増して
やがて深い淵となるように、私の恋心も積もり積もって淵のように深くなってしまったよ。
筑波山(茨城県) は 東国の 歌枕(うたまくら)
歌枕 とは、和歌によく詠まれる 諸国の名所のこと。
昔のひとは、実際にそこへいかなくても、どこの国にはどんなところがあるー と、
知識として しっかり身につけて いました。 文化的教養 だったのです。
この歌の作者である 陽成院(ようぜいいん) は天皇です。
お若いころ、后となられる姫君にささげられた歌

純粋で、ういういしい、ラブソング - この日の筑波山のようすに ぴったり でした。
獨協大学オープンカレッジ 教養講座 よくわかる「百人一首」の世界
-和歌から古典の世界をひもとくー
受講生を中心に出来た かるた倶楽部 ですが、現在は
越谷中央市民会館(越谷市役所前) が “かるた倶楽部” の 活動会場になっています。

午前中の かるた取り が 終わると、 休憩室

“ かるた ランチ ”
私も 午後予定のない日に ぜひ ゆっくり 参加したいものです

「獨協大学オープンカレッジ 2015 春期・通年講座」の受講申し込みが始まりました。
春期講座 よくわかる「百人一首」の世界 ー和歌から古典の世界をひもとく- に
つきましては、3月16日 既に定員に達したとのことです。 ありがとうございました。