にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村

エルマー の 最期





我が家の愛犬 エルマーは 自宅の自分のベットに横たわったまま静かに息をひき
とりました。 2週間前のことです。

眼球を傷つけて治療の後、白内障になって目はよく見えなくなっていました。足腰
が弱って階段の上り下りをためらうようになり、最近はトイレでの排泄がうまくでき
なくなっていました。

眼、皮膚、内臓疾患のため定期的な通院も続いていましたけれど、食欲は旺盛で、
通院のたび 聴診器をエルマーの胸にあてる獣医さんから
「この子は心臓が強いから大丈夫、まだまだ長生きできますよ」
と言われていましたので、まだまだ一緒に居られると思っていました。


動物病院から帰ったエルマーは、もう自力で立ち上がることさえ出来なくなってい
ました。食事はむろん水さえ飲めなくて、見えない大きな目だけを動かしました。

点滴の針を固定するためにきつくまかれたバンドを切り取って、楽な姿勢で横たえ
てやると、フゥー と大きく息をして、とてもおだやかな表情になりました。

やがて、病院では飲まなくなったと告げられていた水も自分の器から飲むようにな
りました。食事の時間になると、「は~い、ゴハンだねぇ」の言葉掛けに反応します。
小さなさじで口に運んでやると、少し口を開けてみせました。

「臥せ」の姿勢になって、ベットの柔らかい縁にあごを乗せ、まわりをキョロキョロ見
まわすようなしぐさも見せてくれました。 家人の帰宅時間が近づくと 耳を立てて待
つ表情にもなりました。でも、それも長くは続きませんでした。


エルマーの最期に立ちあえたことは、私にとって幸いでした。丁度その日は、ガス
レンジ交換のために、業者の方に来てもらっていた時でした。

作業をしている人とおしゃべりしながら、こちらでエルマーの様子を看ていた時に、
「カッ、 カッ、 カッ」 と三度、何かを告げるように口を開けて、その後、まるで眠り
に落ちたように静かに息をひきとったのです。

この2年間は定期的な病院通いが続き、病名もたくさんついてはいましたけれど、
最期を看取ったことで「老衰のため死亡」と、悲しい別れも納得できたように思い
ます。

とは言え、実はあれから なかなか立ち直れずにぐずぐず、めそめそ・・・。こんな
ことではいけないと、「エルマーの最期」を書いて気持に区切りをつけることにしま
す。   とりとめもない話におつきあいいただいてありがとうございました。

今日は気温も少しあがるとの予報です。春の花が咲き出した見沼田んぼに出掛け
てみることにしましょう。






コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
私へのメールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
日本ブログ村 ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR