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朝ぼらけ

<「百人一首」の歌 52>

 あけぬれば くるるものとは しりながら なおうらめしき あさぼらけかな
  明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな
                     藤原道信朝臣 [『後拾遺集』恋二(六七二)]

夜が明けてしまうとやがて日はくれて、またお逢いできることは分かってはいる
 けれど、それでもやはり恨めしい夜明けであるなぁ。




  この歌で、「朝ぼらけ」が恨めしいと言っているのはなぜ?

日が暮れてから、男性は女性のもとを訪れますが、夜明けにはもう帰らなければなら
ないというのが当時の一般的な結婚の形式。

「朝ぼらけ」とは、夜がほのぼのと明けるころ。 いっときの別れが恨めしい。 また会い
たいという相手を思う気持ちがすなおに表現された歌です。

男性は自分の家に帰るとすぐに女性に歌をおくるのが習わしでした。これを「後朝(きぬ
ぎぬ)の歌」といいます。



   朝ぼらけ

              <2月16日 晴れの日の 6時30分>

 「朝ぼらけ」 は 夜がほのぼの明けるころ。 こんな時 なのかなぁと思いながら撮って
 みたのですが、

 この「百人一首」52番の歌は 『後拾遺和歌集(ごしゅういわかしゅう)』の歌の説明
書きに、雪の降る日に詠んだ とあります。 

とすると、こんな月の見える 「朝ぼらけ」ではありませんね。   

天気予報によると、明朝(18日)は雪 だとか、だとすると ひょっとしたら 雪の日の
「朝ぼらけ」を 撮っておくこと できるかも知れません。




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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