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秋の田 の かりほ の 庵の ・・・

きょうは一日雨でしたが、11月に入って紅葉もすすみ、益々秋らしくなることでしょう。

今週の初め、久しぶりに 見沼田んぼ 東縁(ひがしべり)のヘルシーロードを大宮方向
に歩いてみると、もうこんな秋の風景になっていました。

   見沼田んぼのー秋の田 (1)


「百人一首」の一番初めの歌が 思われる 景色です。

 1 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ
アキノタノ カリホノイオノ トマヲアラミ ワガコロモデハ ツユニヌレツツ)                                  


秋の田のかたわらにある粗末な仮小屋は、屋根の菰の編み方が粗いので、鳥や
  獣にあらされぬように番をする私の袖は夜露にぬれるばかりであるよ。


 <苫をあらみ>とは 仮小屋の屋根である 草で編んだむしろ(苫)の目があらいので
と、袖が夜露に濡れてしまった原因を言うものです。この歌からは秋の田の風景だけ
でなく秋の夜の寒さ、農作業のつらさもしみじみしのばれます。

作者は天智天皇だといいます。 ある方から、
「天智天皇って、苦労なさったんですかねえ、若い頃には・・」
と、聞かれたことがありました。なるほど、この歌を知ればそのように考えるのも当然で
すよね。

 もとの歌は『万葉集』の「よみ人知らず」の歌、つまり作者不明の歌ですが、いつの時
か、天智天皇が農民の苦労を思いやってうたわれたのだと言い伝えられて、天智天皇
の歌になったというのが真相のようです。

                      

見沼田んぼ では、昔から稲を刈ったあとの藁を積み上げてフナノという 小屋の形をし
たものをつくっていたそうで、体験耕作田 の前にこんな看板がたてられていました。


  見沼田んぼのー秋の田 (2)


 フナノ は、11月9日 までには出来上がるそうですよ。 (見にいかなくっちゃねぇ♪





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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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