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今年の 夏越しの祓え 


風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
                               従二位家隆[『新勅撰集』夏(一九二) 

   そよそよと風が楢の葉にふいてそよぎ、このならの小川の夕暮れはすっかり
   秋の訪れを思わせるようであるけれど、ただこの川のほとりで行われている
   みそぎの行事だけ は、やはり夏だという感じであるなあ。


「ならの小川」とは 京都の上賀茂神社を流れる御手洗川。本殿の東に奈良社という摂社
があるので「ならの小川」といいます。

・みそぎ  →「身そそぎ」のつづまった語。川の水で体を洗い、罪や汚れを清めること。
         ここは夏の最終日、六月・水無月(みなづき)三〇日に行われる
         夏越しの祓(なごしのはらえ)のこと。




夏越しの祓え神事は、
古い昔から人々の罪やけがれを祓う夏の神事として、陰暦六月のみそかに行われました。
現在の暦ですと約一ヶ月近く後になります。

ちなみに、今年は、七月二六日が陰暦(旧暦)の三十日(みそか)になります。

ところが、先日 浦和の伊勢丹の地下に入っている京菓子店で「水無月(みなつき)」という
和菓子を予約販売していることを知りました。

なので、今年はこちら本場物の「水無月(みなつき)菓子をいただくことにしました。



        水無月



氷をイメージした三角形の蒸し菓子の上に
                   魔よけの意味があるという小豆をのせてあります。

せっかく「水無月」をいただくのですから、本日、六月三十日に神社で「輪くぐり」をしようと、
夏越の祓神事を行っている神社 へ参拝に出掛けることにしました。

いつも出掛ける見沼の氷川女体神社は旧暦で行われていますので、今日は獨協大学から
近い草加神社へ行きました。


   夏越大祓神事

境内には茅(ちがや)で作られるという大きな輪が飾られています。この輪を作法通りに
くぐって半年の穢れを清め、これからやってくる厳しい夏を無事に越えられるようにと
無病息災を願っての「輪くぐり」です。


「輪くぐり」をして帰宅すると丁度ラジオから「今日は、京都の上賀茂神社で夏越の祓え
神事が行われています」とのニュースが。

なので、「水無月」をいただきながら、昔から受け継がれてきた行事と、冒頭の和歌に
思いを馳せたという次第です。




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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