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か き つ は た ー 杜若




雨の降る道を歩いていて、あじさいの花が咲きだしているのにきづきました。
まだ青い蕾が葉の間から顔をだしているだけのものもあって、咲き出すのは
まちまちのようです。アヤメ科の「あやめ」と「かきつばた」、それに「花菖蒲」が
似た花を 時期を少し違えて咲き出すのと似ているのでしょうか。


今週の初めに、吉見町の八丁湖の周りの遊歩道を歩いていたところ、一周半ば
の所で「かきつばた」の花に出会って感激しました。

今月初め頃からアヤメが咲いているのを目にするようになったのですが、その花
の名が「あやめ」なのか「かきつばた」なのか自信を持って言えなくて歯がゆい思
いをしていたのです。

そこには「カキツバタ」との表示があって、間違いなくこれこそ 「か・き・つ・ば・た」
なのです。


あの『伊勢物語』 九段 「東下り」で詠まれた「かきつばた」の和歌は、五、七、五、
七、七 の句頭に花の名の一字ずつを置く、折り句 になっていて、しかも愛しい人
と別れてはるばる東の国に来た寂しさ、切なさがみごとに歌われているものだと
感じ入ってしまうのです。   なので、私は「かきつばた」が好きです。

らごろも つつなれにし ましあれば るばるきぬる び(旅)をしぞ思ふ



「かきつばた」は、花菖蒲のような華やかなようすではありません。色は白と紫のみ
だそうです。でも「あやめ」との違いを言い当てるのは難しいのではないかと思います。

咲き出すのは「あやめ」の方が早いのかしら。場所にもよるのでしょうが。

そういえば、こんなことわざがありますね。  「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若」。
いずれも美しくて見分けがつかないことから、比較なぞできないくらいどちらもみな綺麗
だというたとえ。

ということは、そうか、似ていて区別するのが難しい ということでもある訳ですね。



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Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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