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筑波山 を流れる 男女川(みなのがわ) 源流を訪ねて 2


つくばねの 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる

この歌の作者は 陽成院(ようぜいいん)、第五十七代天皇です。
釣り殿のみこ(内親王)への恋心を、筑波の峰を流れる 男女川にたとえて歌っ
ているものです。

恋に悩む歌ではあるのですが、のびやかな調べがあり、 やがて深い淵となっ
ていく川のように、深く溜まっていく恋の悩みにさえも不思議に豊かさが感じ
られる歌です。



その筑波山の、かすかな水がしみ出して始まる男女川(みなのがわ)の源流
が今も確認出来ると知って、是非見てみたいと思い やって来たのですが、


   もう一度登る
 
800m 程 山を下りた所から、もう一度 山道を登って、御幸ヶ原まで あと300m





やっと着いた御幸ヶ原は、何のことはない ケーブルカーを降りたところのその広場。

売店の方に聞いてみると、

「ああ、みなの川は ほら あそこよ」と、指をさす先にあるのは、表示板。

   広場


    近づいて その看板を よ~く 見ると、

   看板


「その綱をくぐって行けば、1分位だよ」と教えてもらって、やっとたどり着くことが
できました。




   みなの川源流

左に見える 竹筒から わずかに流れ落ちる水に、深く感動したのは、千百年前に
詠まれた陽成院の歌の情景に似つかわしいと感じられたことと、そして何よりも、
ケーブルカーを降りて1、2分のところを、往復1時間半 筑波山を登り下りした
うえでやっと辿り着いた 恋しい男女川の源流であったからに違いありません。



     みなの川酒


これもまた 一興、思い出に残りそうな

                歌枕(うたまくら) を訪ねる旅となりました。


 
   

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源流

男女川源流が見られるとは知りませんでした。
次回、私も訪れてみようと思います。

今夏、千曲・信濃川源流を見に行きましたが、なかなかいい所でした。
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/kanko/02_02genryu.html

Re: 源流


千曲・信濃川源流
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/kanko/02_02genryu.html
観光案内見てみました。すごい!こういうのを“源流”と言うのですね。

筑波嶺の男女川源流は、やはり歌枕を確認するつもりで行ってみよう という
のでなければ、がっかりなさるかも知れません。
プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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