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百:9  はなのいろは うつりにけりな いたづらに・・・

いよいよ雨脚が激しくなってきたようです。夕方から夜にかけて大雨暴風に注意との
天気予報、いよいよ見沼の桜も終わりの時を迎えたようです。


    女体神社前

   
 見沼田んぼ 西縁 氷川女体神社前を流れる見沼代用水沿いの桜。

    花は流れて
   水面が桜の花びらで覆われて、花筏となって ゆっくりと流れていきます。
  
   あとから、あとから、重なるように 花は舞い落ちて いました。





この見沼田んぼ 代用水沿いの 今年の さくらは・・


     3月23日の桜 3月23日(土)
      東縁 が“七部咲き”から、木によっては“八部咲き”


     満開の桜
       満開 !  多少 花びらを 散らす木もありました。


     5日の桜
       
      そして、これが 今年見る 見沼さくら の最後となるでしょう。 

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はなのいろは うつりにけりな いたづらに
                   わがみよにふる ながめせしまに

                 小野小町 (「百人一首」9番 ・ 「古今和歌集」春下 )

歌意: 桜の花の色がすっかり色あせてしまったと同じように、私の容色もまたはかなく
   衰えてしまったわ。春の長雨が降るのを眺め、いろいろ物思いにふけっていた間に。


小野小町は平安時代を代表する女流歌人、絶世の美女伝説が残り、今も美女の代名詞と
して語られる人。小野篁(「百人一首」参議 篁)の孫、在原業平の恋人ともいわれるが、
真偽のほどは不明。

小町生誕の地という伝承は、東北から九州に及んで残り、お墓についても東北から山口
までに点在している。男性からの求愛にもなびかなかったという伝説が多く、その反動
か、晩年は落ちぶれて諸国を流浪したという伝説も多い。

『とはずかたり』巻四には御所追放となった二条さんが、諸国への旅に出た我が身を
小野小町伝承の一説を引いて語るところがみられて、伝承はひろく語りつたえられて
きたことが分かる。


この和歌は、桜の花が色あせて散っていくようすに、我が身の容姿の衰えを重ねて嘆
くもの。その嘆きを桜の花に寄せることで一種の妖艶さや、魅力的な美を漂わせた。


ただ、なにも それを「美しい女性が、容色の衰えを嘆く歌」とだけとらえる必要はな
いのではないだろうか。

むしろわたしには「花の移ろい」に「人生の衰え」を重ねることで、美しい女性に限ら
ず 生きとし生けるもの の、普遍性をもった感性で詠まれた歌のように思われる。見沼
の桜を観賞しつつそう思ったのは、年を重ねた身であるからかもしれない。


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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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