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今年の“お屠蘇”

       屠蘇白散


「お屠蘇」というのは元旦に飲む日本酒。御神酒としてお供えしたあとにいただく
「お酒」ゆえ、その流れでいただくと一年の健康を祈ることになる縁起物のお酒な
のだと思っていました。

現にいつも私がいただいた「お屠蘇」は無色透明で、何の変化もない日本酒だっ
たからです。


ところが、古典文学作品『とはずがたり』を初めて読んだときに、その冒頭場面に
今日(新春)のお薬の役として、父の大納言が御所(ごしょ)に参上する。云々
という文章がありまして、
この「お薬」というのが実は「お屠蘇」であったことをその際に初めて知りました。

宮中では、元旦から三日まで天皇や上皇が邪気を払う為に屠蘇白散を服したと
いいます。
これはただのお酒だけではなくて、そこに散薬が加えられているもの。
なので「お薬」とあるのですが、その場面の酔い加減は明らかにお酒の献盃が
重なった様が見てとれるものでした。


 現代でも薬局などで白散(びゃくさん)を置いているはずだとは聞いてはいた
のですが、その後そのまま特に探すこともなくてお正月を重ねてきました。

なので今回、お正月の為の買い物に行ったスーパーのお酒コーナーの、レジカウ
ンターに「屠蘇散」と書かれた祝儀袋ふうなものを見つけたのは、ちょっとした
驚きでした。

     白散



 そういう訳で、今年はこの「お薬」をいただいた次第です。これって漢方酒、
現代風に言えばハーブ酒でしょうか。

何か身体に利いた感じがして、美味しゅうございました。 はい。鏡餅のカット


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屠蘇散   
               01JAN13A.jpg
おとそは、今を去る千七百年前、中国の「三国志」で有名な関羽、張飛の活躍した
三国時代に名医「かだ」が、一年間の災難厄除のために、山椒、防風、細辛、桔梗、
大黄など種々の薬草を調合して酒に浸して飲んだのが始まりといわれています。

邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇(よみがえ)らせるところから「屠蘇」と名付けられました。

このならわしは、平安時代の初めに我が国に伝えられ、民間に広まるにつれて、みりん
清酒にとそを浸して用いられるようになり、「福寿を招く」といわれ正月の縁起行事と
されています。  (陶陶本舗 の 説明による)




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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