にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村

挌天井に「百人一首」絵 のある 寺

7月15日の日曜日に、栃木県小山市にある日蓮宗の寺院 妙建寺(みょうけんじ)
行ってきました。本堂の格天井に「百人一首」の絵が描かれていると知ったからです。


寺前          寺

    妙建寺 門                         境内  


妙建寺は建武元年(1334)に建立、現在の本堂は享保2年(1717)に再建される。

建立以来一度も火災に見舞われなかったということですので、天井絵もその時のままと思
われます。


     天井絵1


     天井絵2


     天井絵3



板は約60cm四方で白く塗られており、木肌の持ち味を生かしたのか40cm位の
丸い円が茶色に残っています。作者人物絵と共に、歌が書かれているのですが、見上
げてその文字を判読するのはちょっと難しいですね。



     赤染衛門
  これは、妙建寺のホームページに出ていた赤染衛門(あかぞめえもん)の絵札。
赤染時用(あかぞめときもち)の娘で、和泉式部と並び称される歌人です。

59 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな                     
    赤染衛門                   
(あなたがおいでにならないと分かっていれば、ためらわないで寝てしまったことで
しょうに。夜が更けて、とうとう月が傾く時まであなたのおいでをお待ちしたことで
すよ)
この歌の文字は、こんな順番で書かれています。
 文字
赤の数字の順に従って読むと、59番の歌になるようなつながりですね。



天井絵は、龍が描かれた部分もあって、「百人一首」絵は全部で55枚ということでした。

100枚のうちの55枚は、誰の歌なのか、現時点では分からないのですが、誰が選ば
れているのか、また、何をもって55枚が選ばれたかのかを知りたいと思っています。


寺社の天井絵に百人一首の絵が描かれるのには、どんな意味があったのでしょうか。
一つには「学問」にかかわるものと考えられます。また、見る側であった参拝者の
思いといいますか、多くの人々に「百人一首」絵がどう受け止められ、鑑賞されて
きたのかについて興味がひかれるところでもあります。


妙建寺へは・・・

     妙建寺地図

東北本線 小山駅 から 徒歩約8分  ホームページ は ここ(←クリック)から入れます。




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
私へのメールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
日本ブログ村 ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR