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高鳥 天満宮 (たかとり てんまんぐう)


『小倉百人一首』天井画のある高鳥天満宮


群馬県の板倉町に、『小倉百人一首』の天井絵が描かれている神社があることを、
春期講座「よくわかる『百人一首』の世界」の受講生SIBAHARAさんから教えて
いただきました。

その「天神さま」と親しまれてきた神社は、

上州板倉 智恵付け天神  高鳥天満宮 といいます。

     社殿  


     社殿彫刻  社殿彫刻






     神楽殿  こちふかば・・
            神楽殿                  こち吹かば・・の歌碑




「天神さま」の御祭神は菅原道真公、なるほど「百人一首」との関係に頷けるもの
 がありますね。

    このたびは ぬさもとりあへず 手向け山 もみぢの錦 神のまにまに  

(今度の旅は急なことでお供えする幣も用意することができませんでした
 ので、さしあたってこの手向山<たむけやま>の美しい錦のような紅葉を
 お供えいたします。神様の御心のままにお受け取りください)

この歌は、紅葉の美しさを詠んだ 菅原道真の歌で、24首目に採られています。


なぜ、この群馬県の板倉町に「高鳥」という天満宮があるのか、その由緒書きに
よりますと、

延喜元年(901年)、平安時代になりますが、道真公にお仕えしていた岩下勝
之丞が随行を申し出ました。道真公は行先の困難を思って随行を諦めさせ、御自
ら画像を描かれると、これを私だと思えと与えました。

岩下は故郷である出羽国に戻りこれを守護しました。その後、文暦元年(1234年)
鎌倉時代中期になって、後裔 岩下勝之進がこの画像を伴って京都北野天満宮に参詣
の帰途この地に寄宿したところ、道真公が夢枕に立って、鳥が高く飛んで止まない
この地にまつるよう告げられました。
 そこで、神慮に従って神社を創建し画像を安置したということです。
 
       (神社ホームページ http://www17.ocn.ne.jp/~tenjin/ による)

現在の拝殿は嘉永元年、江戸時代後期に造営、その天井に「百人一首絵」があります。

     天井画
             (「境内案内版の画像」より)

地元の絵師によって描かれた歌人百名の絵像と和歌。その背景には天井板の木目も
風合いよく残っていて素晴らしいものでした。

撮影は遠慮願いたいとのことで、『高鳥天満宮拝殿「小倉百人一首」天井絵一覧』を
いただきましたが、実際のものとは格段の違いがあるように思います。

去る平成14年の、菅原道真没後千百年記念を契機に、各絵の周囲の紺青色などには手を
加えるなどの修復も行われたとのことでした。

60画歌     天井画61
<小式部内侍 こしきぶのないし>     <伊勢大輔 いせのたいふ>

               (社報「天神さま」第21号より)


これらの絵、下部の 畳の下に、関連するものや風景などが描かれているのが特徴的です。



なお、当社での「夏越の大祓(なこしのおおはらえ)」は7月下旬に行われています。







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Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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