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◆書・百人一首◆

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市川市文化会館に行ってきました。

       全体


前回 ここ で紹介させていただきました『百人一首』の和歌。
そのつづきの作品です。

藍筍会 理事 梨本佳世・作  「百人一首」帖 

*今回は、歌番号21~40の20首でした。その中からの7首です。


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21今来むといひしばかりに長月のありあけの月を待ち出でつるかな 
今にそちらへ行こうとあなたが言われたばかりに、秋の夜長を、今か今かとお待ち
していたらついに夜明け方になってしまいましたよ。


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23月みればちぢにものこそ悲しけれわが身一つの秋にはあらねど 
月を眺めているとさまざまに物ごとが悲しく感じられることだ。私一人のために
やってきた秋ではないのだけれど。


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26小倉山峰のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ 
小倉山の峰のもみじ葉よ、もしもお前に心というものがあるのならば、もう一度
の行幸があるまで散らないで待っていてほしい。


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30ありあけのつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし 
明け方の月が無情に残っていたように、あなたが冷たく見えたあの別れ以来、夜明け
ほど私にとってつらいものはありません。


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31朝ぼらけありあけの月と見るまでに吉野の里に降れる白雪 
夜がほのかに明けるころ、明け方の月が光っているのかと思うほどに、この吉野
の里に降り積もっている白雪であるよ。


     40.jpg

40しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで 
心ひそかに包み隠していたけれども、私の恋ごころは、とうとう顔色や表情に表れて
しまったことよ。「恋の物思いをしているのか。」と人が怪しみ尋ねるほどまでに。



この書展、残念ながらこの日が最終日でした。

次回の『百人一首』の続きが出品される書展は、前もってお知らせしたいと思います。




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しなの乙女さんへ

それはいい考えですね。そんな身近に先生がいらっしゃるのなら
是非、始められるといいですよ。一石二鳥ですしね。v-411

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京子さんへ

ほんとに 梨本先生の作品、素敵ですよね。川渕先生も将来有望な若手ですとご自慢でした。
そうですか、筆を持つ時間は心が落ち着きいいですよね。
プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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