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もう一つの お雛さま

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雛まつりの日が近づくと雛壇の上に出す、もう一つの雛人形があります。
幅12センチ、高さ7センチ、奥行き5センチの箱社殿の中の長座布団の上に、
お内裏様とおひな様が お二人仲良く並んでいる。すべてが手作りの雛人形です。

7年ほど前になるでしょうか、日記文学会でお会いした岩佐美代子先生から直接に
いただきました。その数ヶ月前に某大学で講演をなさった岩佐先生のご案内の役を
私がさせていただいたことがあったのですが、その時のお礼にと造って持ってきて
下さったもので、私にとっては大切なお雛さまです。


これまで岩佐先生の『とはずがたり』に関係する御論文の数々で勉強させていただ
きましたので、直接お話ができるお役目とは幸運でした。未だ見解の分かれる問題点
などをいくつかあげて先生のお考えをお聞きして、確かめることも出来たのでした。

近年は国文学研究者としての業績だけではなくて‘ご自身の生き方や見方’の面でも
注目を集めておられるようです。

その先生が著書『宮廷文学のひそかな楽しみ』(文春新書)の中で、『とはずがたり』
について、つぎのように述べておられます。

鎌倉後期の女流日記「とはずがたり」-(中略)-、 アッという間に中世中古指折り
の売れっ子になってしまった、珍しい作品です。それは今までの女流日記の常識を破る、
ヒロインの積極的な生き方と、それを悪びれず堂々と語る力強い文章の魅力とによるも
ので、私も三十七年頃はじめてこれを読んだ時の、生きる勇気を奮い立たされたような
感動を、忘れることができません。



獨協大学オープンカレッジ(社会人のための)講座 では『天皇に愛された女の物語』として

とは(わ)ずがたり』を読んでいます。

2012年度の講座についてはこちら(←クリック)をご覧ください。 小・イラスト織姫









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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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