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江の島へ -文・歴 の旅-

暖かい日と寒い日が交互にやって来るようでしたが、いよいよ明日はこの冬最低
気温になるとの予報ですね。

夕方4時近くに、暗雲が空を覆い、パラパラと窓ガラスを打つ音が続きました。
「あ、降ってきたのかな?」

外を見ると、強い風に乗って沢山の木の葉が風に舞い 物に当たって立てる音で、
その勢いはまるでコウモリか小鳥が飛んでいるかのようでした。


この13日火曜日はよく晴れて風もなくて、暖かく感じる日でした。こんな日
こそ いざ鎌倉へ。文化と歴史のプチたび へということで、まずは江ノ電で
「江の島」に行きました。


『とはずがたり(問わず語り)』の作者二条が、東下りをして鎌倉に入るまえに、
江の島で一泊しています。正応2(1289)年3月20日過ぎのことでした。

     エスカーで上がったところ
江ノ島エスカーに乗って、中腹から見えた江の島大橋と弁天橋

2011年12月13日の風景です。722年程前に橋は架かってなかったのでは
ないだろうか。舟で渡ったのであろうか。

作品に「漫々たる海の上に離れたる島に、岩屋どもいくらもあるに泊まる」とある。




     江島神社
快適、爽快! 左右 陽に輝く穏やかな海を見ながら、緑の江の島へ向かって弁天橋
を渡ります。土産物店や磯料理の食事処が並ぶ参道を登ると、朱塗りの鳥居と竜宮城
を連想させる瑞心門があります。


門をくぐって石段を上がると、辺津宮(へつみや)に到着します。が、江の島名物の
「エスカー」に乗ってみたかったので、そちらから楽々到着してしまいました。

     辺津宮

建永元(1206)年、三代将軍 源実朝 の創建。今の社殿は昭和51(1976)
年の築造ですが、二条が江の島で一泊した時には創建から既に80年ほど経過して
いたはずです。

源実朝は「百人一首」に次の和歌が採られています。

93世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも           

歌意
 世の中が永遠に変わらないでいてほしいことよ。海岸沿いを行く漁夫の小舟の、
 引き綱を引いている姿は、しみじみといとおしいものだなぁ。




江の島サムエル・コッキング苑を通過して現れる 展望灯台

     展望灯台

高所恐怖症の私には、これ登るの 無理かもと思ったけれど、江の島から360度の
風景を満喫できるこの天候を逃す手はないと、エスカレーターでは壁を見つめて上へ


     展望台から右側
        大橋右側と

     展望灯台左側
          左側、


うわぁ~ 素晴らしい景色

手すりを片手でしっかり掴みながら、何枚も写真を撮りましたが、言うまでもなく
実際にはもっとダイナミックで透明感のある美しい風景でした。




そして、こちらが 二条の言う「岩屋」かなと、島巡り。

     江の島岩屋

この「岩屋」に渡る通路で ロケ中。十数人のスタッフがいて、中程に女優さん。
車いすに座り帽子をかぶってショールに膝掛け、「誰だろう?」すれ違いざまに

横顔を見てみたけれど、誰だったかなぁ・・・「倍賞千恵子だね」「あ、そうか」


二条は夜も更けたころに
岩屋のあらはに立ち出でて見れば、雲の波煙の波も見え分かず」と、このあたりを
見ていたのでしょうか。

     稚児ヶ淵
岩屋の前の「稚児ヶ淵」。江の島の西南端にあたり、磯遊びや釣りを楽しめます。

この日も何人も下に降りていきました。やはり、風のない日は暖かく感じますね。









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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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