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パワースポット 榛名神社

山の紅葉を楽しむ時季を、今年は逃してしまった。
でも、もしかしてまだ秋の彩りを楽しめるかも・・と出かけた伊香保、

こちらもやはり、もう盛りは過ぎていた。
いくら暖かな日が多くても、霜月 半ば。紅葉は既に里に下りてきているのだ。



伊香保から峠を越えて、榛名湖へ。

     榛名山

湖畔から見る 榛名山。中腹から上は葉を落とした裸木が多い。
湖畔の枯れた葦原が風にそよいで、気温が低くもないせいか 柔らな、優しい風景。


これまで、何度か訪れた榛名湖周辺ではあるけれど、
まだ参拝していなかった 榛名神社 、今回はそちらへ向かうことにする。


      - 榛名神社 -


江戸時代には榛名神社を信仰する「榛名講」の人々が訪れて賑わったという門前町。

榛名神社参道の入り口から坂道を登るその両脇にもまだ宿坊の名が続いていて、
信仰の歴史を想わせている。


     榛名神社

1400余年前、第31代用明天皇(585~587年)の時代に創建されたといわ
れる古社。 『延喜式神名帳』にも「上野(こうづけ)十二社」の一つとして載る。


     随身門

正面に「随身門(ずいじんもん)」-仁王ではなく随身が置かれる-国指定重要文化財

     参拝コース

2の鳥居をくぐり、随神門前にあった参拝の図。

こちらは雨乞いの神社として、また修験者の霊場として古くから榛名山信仰の参拝者を
集めてきた。ここから 本殿まで、片道15分の山道(整備された道や階段)を行く。


     コース1 
「みそぎ橋」を渡る。


     緑区講碑コース3

ここに、わが町の「榛名神社講」代参の碑を発見 !  

身近に感じる。


     三重の塔1

現在は「神宝殿」と呼ぶ「三重ノ塔」。神仏習合の名残を留める、市指定重要文化財。

     三重の塔2
下りの時、後方から撮った 同じ「三重ノ塔」。



     コース2
右手下は渓谷。 さらに 進むと、


     3神橋

「神橋」

     行者渓

左手に「行者渓」-修験の山。巨石、奇岩あり-


ここらあたり、歌川(安藤)広重 ・六十余州名所版画図絵 の中の、

「上野国榛名山雪中」として選ばれた所とか。


     広重絵
(絵図は、下ホームページの 古文書館「広重の六十余州名所図」よりお借りしました。)
  http://www42.tok2.com/home/toyotane/hirosige.html#kouzuke



     PB130068.jpg

下では 渓谷を流れる榛名川に沿って、自然歩道が続いていました。



     瓶子の滝

「瓶子(みすず)の滝」滝の水は境内の湧き水だとか。こうして長い間涸れることなく
流れ続けてきたのだろうなと眺めていたら、ふと「百人一首」にある歌が思われた。


こちらは、既に涸れていて長い年月を経た後に嘗ての滝を思って詠む歌。

55 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ   大納言公任 

歌意
 滝の水音は聞こえなくなってから長い年月がたってしまったけれども、滝の名だけは
 世間に 流れ伝わって、今でも聞こえていることだ。

京都、嵯峨の大覚寺のほとり、大沢の池の北隅に、滝跡の碑が立っている。大覚寺は
嵯峨天皇(在位八〇九~八二三)の離宮があったところだが、作者公任が生きていた
ころにはもう水はかれて、滝跡の形だけを残していたに過ぎなかった。


そこで・・・、

 瓶子(みすず)の滝を見てよめる
滝の音は 今も聞こえて 神の水 絶ゆることなく 流れ落ちたり  けいこ


ひとり、悦に入って急な階段を上ろうと「神門」の方へ向きをかえると、まずは

     矢立杉
国指定天然記念物「矢立杉(やたてすぎ)」が聳え立つ。

「武田信玄 箕輪城攻略のみぎり参拝矢を立てて祈願したと云はれる巨木である」
との説明木札が立っていた。


     神幸殿
「神幸殿(みゆきでん)」国指定重要文化財


     神門

「神門」に向かって、最後の急な階段を上る。


     本殿へ双龍門

左手 「双龍門」から、「本殿」に向かうところを、

落下防止用の金網を被せるための工事中につき、ここ「遥拝所」での参拝となる。

「もう一度足を運ぶように」との、神の思し召しかもしれない。


千四百年の時を経て、連綿と受け継がれる思いー
   色褪せることなく、今に伝わる 榛名神社 その境内は まさに
                「パワースポット」のエリアとなっていた。




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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