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五節舞姫(ごせちのまいひめ)

 
10月31日(月) 京都御所一般公開  に行ってきました。

     PA300007.jpg



秋の一般公開 初日、 10時頃に 宜秋門(ぎしゅうもん)から入門、



紫宸殿

承明門から見える 紫宸殿(ししんでん)。平日で「催し」がない日、しかも時間も
早かったためか、それほど混雑もなくて ゆっくり見学できました。





   五節の舞姫

新御車寄(しんみくるまよせ)の舞楽台(ぶがくだい)には「五節舞姫(ごせちのまいひめ)」
人形が2体置かれています。

『百人一首』にもある 歌に

 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ      僧正 遍昭  
(あまつかぜ くものかよいじ ふきとじよ おとめのすがた しばしとどめん)

大空を吹く風よ、雲間の通路を吹き閉ざしておくれ。舞い終わって帰ってゆくこの天女の
ように美しい舞姫たちの姿を、ここにもうしばらくとどめておきたいと思うから。


この歌には「五節の舞姫を見て詠める」という題がついています。

美しい乙女たちを天女に見立て、天の風に呼びかけて天上に帰れなくしようという
奇抜な思いつきが、舞姫の美しさを想わせるだけでなく、幻想的な雰囲気を漂わせ
ます。

五節舞姫 とは、宮中で毎年11月に行われる「豊明節会(とよのあかりのせちえ)」の際に
舞う未婚の美女たちのこと。貴族の娘たちでした。


当時は、裳着(もぎ)の儀(成人式)を行うのが12~14歳といいますから、娘と
いえど まだ少女、現代ですと中学生ほど。舞姫も若かったことでしょう。


そんなことを想いながらの 帰途、待合い所であった舞妓さん。思わず近づいて
「写真を撮らせていただいてよろしいでしょうか?」と声をかけました。

舞妓さん

何も 言わずに、まっすぐこちらを向いて突然の要求に応えてくれました。

初々しい、ふたりの舞妓さんに 五節の舞姫のイメージが重なって心に残ります。


と、翌日の新聞にこんな記事がありました。


IMG_20111101221724.jpg

京の舞妓 仮設に癒し

仮設住宅を訪れて、被災者に踊りを披露、被災者の癒しになればと京都府などが企画。


時空を越えた「雲の通い路」を、「あまつ風」が送り出したかのような「乙女の姿」では
なかったかと 思われたことです。








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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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