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秋を迎えて

昨今は次第に日も短くなり、散歩道には早くも落ち葉が ちらほら

秋が深まろうとしているのですね。

今朝の散歩、久しぶりに氷川女体神社前にあるハーブ園に寄ってみると、

     PA080004.jpg

花盛りだった夏とは様相を異にして、全体が 秋模様 に衣替えしたかのようです。




先日気づいたのですが、獨協大学の構内にも、突然ハーブ園が出来ていました

     ハーブガーデン

出来たてホヤホヤ、新苗がお行儀良く並んでいて、ここだけ見ると、季節が戻っている
ようです。

でもほら、秋学期の始まりとともに構内には活気が漲ってきて、
     獨協大学

雄飛祭(文化祭)まで ひと月 を切りました。緑の多い風景には 季節が宿りますね。



昨日の『百人一首』講座での和歌に

6 かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける                 
                  中納言家持[『新古今集』冬(六二〇)]

かささぎが翼を広げて架け渡すという橋、その御階の上には霜が降りて白くなって
 いるが、それをみると、夜もすっかり更けてしまったことだなぁ


がありました。

この歌の季節は、霜の降りるです。 ちょっと気が早い話、いえ歌 ですが・・・
この鵲(かささぎ)というのは カラス科の鳥

この歌からですと、鵲(かささぎ)って真っ白な鷺のような鳥をイメージしませんか?
でも、カラス科というのですからねぇ。こんな鳥なんですよ。

かささぎ



『百人一首』では作者を大伴家持(おおとものやかもち)としていて、奈良時代の歌人。

そして、鵲(かささぎ)について調べてみますと、

現在日本に生息するカササギは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、肥前国の佐賀藩主
鍋島直茂、筑後国(現福岡県)の柳川藩主立花宗茂など九州の大名らが朝鮮半島
から日本に持ち帰り、繁殖したものだとされています。

『魏志倭人伝』も「日本にはカササギがいない」と記述していますし、古代の日本
には、もともとカササギは生息しなかったと考えられます。


しかし、古代日本では、中国の七夕伝説から、翼をつらねて橋となり、天の川にかかり
織女を牽牛のもとへ渡すとされた鳥と知られ、そのイメージの鳥と認識されていました。

つまり、歌人大伴家持は七夕伝説に取材した鵲を歌っているということになるのです。



古代の日本の人たちは、「カササギ」という鳥をどうイメージしていたのでしょうね。
やはり、カラスより白鷺のような鳥ではなかったでしょうか。。。


白鷺とカラスを 見ながらそんなことを思った 今朝の散歩でした。






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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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