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英語で日本文学

地域の公民館を会場に月2回の英会話教室。徒歩数分の公民館、朝の家事を終えてそのまま
ちょっと移動すればもう教室に居る、という立地条件が最大の魅力。

近隣に知り合いが増えるのも副次的利点と憶せず入会させていただきました。


その公民館が、新しく建設されることになって、

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         今は、仮設住宅

                            P9020008.jpg





今年でもう4年目、早いものです。それにしては一向に 英語しゃべれないんです 私

「楽しいからまっいいっか」、くらいの勢いで これまで、続けてきましたけれど。。。

今回、獨協大学での秋期講習を土曜日に担当する関係から、一旦こちらの英会話教室を
退会することに。その最後の授業は U先生の事情から代講の先生による特別講義でした。

奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき -詠み人知らず『古今和歌集』


In the depths of the mountains,
Tramping over the fallen maple leaves,
The wandering stag cries out (in search of its mate);
I hear its pathetic call in the sorrow of autumn.
$奥深い山の中で
$散り敷かれた紅葉を踏み分けながら
$鹿が鳴きながらさまよい歩いている(連れを探して)
$なんともこの時期の秋はもの悲しく感じられますね。

猿丸大夫の歌として『百人一首』に採られている和歌です。

百人一首』の講座をおこなうために、出席できなくなる私の事情など先生は全くご存じないのに、
何という偶然でしょうか。


毎年この時期に「秋」を感じて思い浮かべるわたしの好きな和歌もありました。


秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風のをとにぞ おどろかれぬる -藤原敏行『古今和歌集』


Even if it’s still not readily perceptible to the eye
That autumn has come here,
With the sound of the wind in the air,
I, all of sudden, became aware of its arrival
$たとえ見渡しただけで すぐにはっきり分からなかったとしても
 その秋はもうここにやって来ていたとは・・、
$空気の中の風の音ともに
 私には、あっ、もう秋がきているのだな、とはっと気づかされましたよ。

この歌は「立秋の日」の作です。



     P9030027.jpg

     今朝、見つけた彼岸花。 ただ一輪だけ 咲いているのを見つけました。


秋には古来より 野分 が多くこの国を襲いました。今回の台風、幸いにも当地近辺にはさして
大きな被害もなく通り過ぎました。 しかし、所によって大惨事となっているとのニュースに心が
痛みます。

明日の雨量で又被害が出ないよう祈るばかりです。








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No title

古今和歌集の英訳はその代講の先生がご紹介されたということでしょうか?英語で読むと、かえって和歌の意味がわかって、かつ、上手に英訳されているなぁと感動します。 また、おかげで原文も何度も読み比べるから、深く鑑賞できますね。 Keiko先生から見られたら、この英訳部分の解釈はちょっと変なんじゃないのぉと思われるところも多いのでしょうが。

Re: No title


この英訳の‘でどころ’はね『英語で味わう日本の文学』坂井孝彦著・東京堂出版だそうですよ。
さすが京子さんですね!私にとっては、英訳が難しくて、どうしてそうなるのか解説が欲しい(笑)

四半世紀前

獨協大英語学科の学生に流行した歌があります。

Once upon a time, Taro helped a turtle
Turtle took him to the Ryugujo
Ryugujo was very beautiful
It was beyond description

中高生に受けそうな歌ですが…

Re: 四半世紀前

こんなのも・・・
Spring has come, spring has come.
Where is spring now?
It's here in the mountains,
It's here in the village,
And it's here on plains as well.

浦島太郎の方が、古典?
どちらもメロディにのせるのは難しそう!
プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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