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松も昔の友ならなくに

ここは山梨県、小淵沢ICから約10㎞「道の駅はくしゅう」です。

     P6060007.jpg

ここから、国道20号を須玉ICへ向かうコースに白州の名水を堪能できるスポットが
点在。天気が良ければですが、南アルプスを眺めつつのドライブ のおすすめコース。



萬休院(ばんきゅういん)元亀2年(1571)に創建された古刹

ここに国の天然記念物に指定され、日本一の赤松と名高い「舞鶴の松」があると聞いて
いたので訪ねてみました。


ところが・・・

     P6060024.jpg


え~、これが・・・? 若いわねぇ。

それもそのはず、コレは樹齢100年と想定される赤松。




2006年11月、マツクイムシの被害により枯死した樹齢450年の名木は、

     P6060025.jpg

これは、そこに掲げられている看板の写真を撮ったものです。

高さ9メートル、総枝周り74メートル。その姿はまるで鶴が舞う姿のようだった
ということです。




P6060028.jpg


見事に手入れされた石庭はそのままに、松だけ、世代交代してました。



逢いたかったな 


「小倉百人一首」の歌にも松が詠まれていますが、

34 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに       藤原興風(おきかぜ)  

 (年をとった私はいったいだれを友人としようか。むかしを知る長寿の高砂の松も
  昔の友ではないので。)

・高砂の松→播磨の国加古郡(兵庫県高砂市)にある地名からの「高砂の松」か。
      普通名詞でいう「高砂の松」とすると、長寿の象徴
・ならなくに→・・・でないので。長寿というならば「松」も自分の友になれるが、人間
       ではないので、の気持をこめる。


 
 高砂の松は長寿の比喩として擬人化され和歌などに詠まれます。年老いて自分を
 知ってくれる人ももういなくなった作者にとって、共に長生きしているのは高砂
 の松くらいのもの、とは悲しいユーモアさえ感じられますが、老残の宿命的な悲哀、
 孤独の寂しさがせつなく歌われている作品です。



なぜか・・・この歌を想ってしまいました。 

初めて 訪れた場所なのに、変ですね ??  




でも、この松がご縁となり、当地で素敵に暮らしておられるご夫妻に出逢うことに
なります。 続編として、次回に 









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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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