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「歴史」を歩く - 古河

<獨大オープンカレッジ講座 に関連する 「文学と歴史探訪」 シリーズ>


東国一円の重要拠点だった古河

古くは万葉集の歌にも登場し、河川交通の要所として、江戸時代には日光街道の
宿場町として栄えてきました。


     古河市地図

◆交通  ・JR宇都宮線古河駅(上野から60分)下車 
     ・東武日光線新古河駅(浅草から70分)下車  ◇東北自動車道久喜ICから約30分

上の案内図にあるように、「歴史」に関わる見所は沢山ありますが、ここには
鎌倉時代」に結びつく長谷観音頼政神社それに、歴史作家永井路子旧宅
記しておくことにします。


古河には、平安時代末の源頼政や源義経の愛妾 静御前を語る伝承が多く残って
います。

<頼政神社>

     頼政神社

今回の地震で、石の鳥居 上部が落下していて驚きました。

頼政標示
頼政神社は、江戸の元禄9年に、古河城主松平家の先祖である源頼政(みなもとのよりまさ
の廟所を修築してまつったもの。

もとは、立崎にあったものを、大正元年(1912)に現在地に移されています。
従って、社殿は新しいのですが、大灯籠と 狛犬一対 は江戸時代のもので、

江戸期の作風を今に伝える すぐれた石造品です。

大燈籠   

ところが、まぁ~ 大変なことに・・・右側の灯籠の上部が脇に落下しています!

灯籠の上部が落下


狛犬は、しっかり ふんばっていたようで、大丈夫でした。

狛犬2   狛犬1

源頼政は平安時代末に生きた人です。

『平家物語』にも登場していますが、後白河天皇の第3皇子である以仁王(もちひとおう

と謀り、諸国の源氏を誘って平家討伐を企てます。以仁王との挙兵は失敗しますが、

頼政は以仁王を逃すべく平等院に籠って抵抗しました。最期は、辞世の句を残し、

腹を切って自害、享年77でした。

埋木の 花咲く事もなかりしに 身のなる果は あはれなりけり

以仁王は討ち取られましたが、以仁王の令旨の効果は大きく、これを奉じて源頼朝、

源義仲をはじめとする諸国の源氏や大寺社が蜂起し、平氏は滅びることになったのです。

源 頼政」は、鎌倉時代 の始まりにかかわった重要人物の一人でした。


<長谷観音>

中世古河公方と鎌倉文化の移入。

とりわけ室町から戦国時代には足利成氏(しげうじ)をはじめ五代の古河公方が
120年間にわたり居城し、東国の拠点となっていました。

     長谷観音

日本三大観音の一つという 古河長谷観音 は、明応年間(1492~1500)

足利成氏により 建立されました。鎌倉の 長谷 から勧請したという木像十一面
観音菩薩像があり、通称 長谷観音 と呼ばれています。

当時の本堂は、赤塗の荘厳な伽藍でしたが、明治初年の廃仏き釈(仏教排撃運動)
により、まったくの廃寺となってしまったということです。

長谷観音様は、古くより安産、子育虫封じ、開運厄除、出世観音様と言われ、
霊験あらたかなると世に知られ「日本三大長谷観音」として親しまれています。

長谷観音といえば、『源氏物語』にも登場する、奈良・初瀬の長谷観音が有名。
鎌倉の長谷観音は、この奈良の長谷観音と同じ一本の霊木から彫り上げられたと
の言い伝えもあります。


日本三大長谷観音」、残りの一箇所は?というと、
実は、全国各地の「長谷観音」が、我こそは奈良・鎌倉と並ぶ三大長谷観音である!
と名乗りを上げているそうですよ。ここ、古河市・茨木の他には、

正法山 長谷寺(本荘市・秋田)  信濃長谷寺(長野市・長野)など。(あら まぁ~


<歴史小説作家・永井路子旧宅>

     永井路子旧邸

こちらにも、震災の爪痕が生々しく残っていました。

     地震による被害説明



他、神社各所の灯籠が倒れたままになっていたり、古くからの家屋には瓦屋根に
青いシートがかけられているのを見かけました。

茨木県の 古河市、この度の大地震に音をたてて倒れたり、崩れていく様子が想像
されて、改めて当日の怖さが甦ってきたものです。





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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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