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太宰府天満宮


今、まさに紅葉の美しい時季ですね。はらはらと散る黄葉、
常緑の緑もまた錦の色を際だたせています。

小春日和となった今日、公園では園児たちが色とりどりの
落ち葉を拾い集めに来ていました。



「百人一首」24番にこんな歌があります。

このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに    
コノタビワヌサモトリアエズタムケヤマモミジノニシキカミノマニマニ> 
                              菅 家 


この度は急な旅でしたので、幣の用意もできませんでした。代わ
 りに錦 のようなこの美しい手向山の紅葉を幣としてささげます。
 神様どうぞお受 け取りくださって、旅の安全をお守り下さい。




この歌の作者は「菅家(かんけ)」、菅原道真です。

漢学者でもあった政治家・道真公は、左大臣の藤原時平のたくらみに
よって失脚し、晩年は九州の太宰府に流されてその地で没しました。


天満宮へ1 (1024x768)


太宰府天満宮 (1024x768)


  太宰府天満宮(福岡県) にある 梅の古木 です。


飛び梅 (1024x768)


道真が京都の屋敷を去るときに、お気に入りの梅の木に詠いかけ
たとされる歌、

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ

道真を慕っていた梅は主人を慕って飛んで行って、太宰府天満宮に
根付いたという伝説の梅の木です。



梅が枝餅 (1024x768) 食べ歩きも出来る「梅が枝餅」




くやしい思いを残しながら太宰府で亡くなった道真のたたりによって、
道真の死後に都では大変な出来事が次々起きたと伝わります。

そこで、朝廷は道真にかぶせた罪を取り消し、道真の霊をまつる
北野天満宮京都に建てました。



天然記念物大くすの木 (768x1024)

樹齢は千年とも千五百年とも言われる「大くすの木」



政治家としてはむくわれずに終わってしまった道真公ですが、歌人や
学者としての功績は当時から高く評価されていた菅原道真です。


今では道真を祀る天満宮や道真を祀る各地の神社「天神様」は、
学問の神様として厚い信仰をあつめているのです。



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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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