鎌倉から川口へ
キューポラのある町 埼玉県川口 へ

JR駅近くに立つ キュ-ポラオブジェ
(コークスを燃やして鉄を溶かす炉)
鋳物業 発祥の地 川口 を訪ねました。
なぜ “鎌倉から川口” かと言いますと、
鎌倉時代中期、後深草院に仕えた女性(後深草院二条)が
書き残した作品『とはずがたり』に、現在の川口にあたる
「小川口」の情景が描かれているからです。
ちなみに、二条尼(既に出家していた)は鎌倉から川口まで
2日で着いたと書いています。
鎌倉時代このあたりは鎌倉街道中道(なかつみち)が通って
いました。
また、岩淵宿(いわぶちじゅく)には遊女が住んでいたことと、
武蔵の国川口は、恐らくそのようであったのだろうと思われる
ような様子で描かれています。

川の土手上から、今も岩淵の名が残る対岸を臨む。

<平等院川口善光寺>
住職さんのお話によると、建物は焼失後まだ仮りの建造のままで、
かつて賑わった当時の姿とは全く異なるとのことです。

<鎌倉橋の碑>
鎌倉橋の名は、これが鎌倉街道に架設されていた橋であった
ことを示しています。

この碑の南方にある市立南中学校の校庭にその礎石が
残してあるそうです。

現在の道路 <鎌倉街道>を行く。

川口神社に立つ解説板に、『とはずがたり』のことが書かれていました。


<川口神社>
11月8日の “川口市街を巡る一日ツアー”では、地元にお住まいの
受講生Wさんの案内があって、川口の町「歴史と文化」を新たに、
より詳しく知ることができました。
尚、この11月11日(日)10:00~16:00に “日光御成道まつり”が
行われます。
お近くの方、興味をお持ちの方は ホームページからご覧下さい。
www.onarimichi-matsuri.jp ← 検索