秋 の 到来

いつしかと 萩の葉向けの 片よりに
<イツシカト ハギノハムケノ カタヨリニ
そそや秋とぞ 風も聞ゆる
ソソヤアキトゾ カゼモキコユル>
崇徳院(すとくいん) 【「新古今和歌集」秋上・286】
(いつの間にか萩の花が咲き、葉が一方になびいていて、風が
そそと音をたてるのは、まるで「秋だよ」と、聞こえるようだ。)
秋の七草 の一つ 「萩」が咲いています。
毎年咲く 見慣れた花ですが、
今年は特に色鮮やかに咲き、
四方に枝を伸ばしています。
あの灼熱の太陽にも負けず、
あの台風、豪雨にも
しなやかに 対応して
秋の到来を知らせ続けているかのようです。

少し早めでしょうか、彼岸花 も咲き出していますね。
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