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明け方がうらめしい・・ って?   <百人一首 52>

今年も 残り3日となりました。 昼間は10度を越えて、比較的暖かい日が
続いて、助かりますね。 天気が良く、風がなければ小春日和  o(^▽^)o




百人一首 52

     明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな
   <アケヌレバ クルルモノトワ シリナガラナオ ウラメシキ アサボラケカナ
                     藤原道信朝臣 [『後拾遺集』恋二(六七二)]

  (夜が明けてしまうとやがて日はくれるものとは分かっていますが、それでも
   やはり恨めしい夜明けであるなぁ。


   夕暮れの風景



男性は、女性の所に夜訪れて、夜明けには帰らなければならないという
のが当時の結婚の習わしでした。

この歌は、女性のもとを訪れた男性が、その翌朝の分かれの恨めしいさ
を詠んで、帰宅後に女性のもとへ送った、いわゆる後朝(きぬぎぬ)の歌。

つまり、ラブレター   夜になったらまた逢いに行けるのに、それまで
の暫しの別れさえ つらい  と訴える 愛



『後拾遺集』の詞書(ことばがき)
女のもとより雪降りはべる日帰りてつかはしける」 によれば、この歌が
詠まれた季節は冬。

冬は四季の中で昼が最も短く、夜が最も長い。 一緒に居られる時が長
いので~しあわせ   でも、移動は寒かったことでしょうね。





   夜が明けりゃ 別れの時がやってくる
   明けたらやがて 夜は来る

   分かってはいるけどうらめしい
   しばしの別れがうらめしい
  
                         百人一首の世界
        


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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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