にほんブログ村 本ブログ 古典文学へ
にほんブログ村

もみじ競べ

ここらあたり、日を追うごとに紅葉が美しくなってきました!

昨日は用事を済ませて帰り道 ちょっと大崎公園に立ち寄って
ひとり 公園を歩いてきました。

  大崎公園


思った通り、この3日間で紅葉はかなり進んでいて、

  さいたまこども動物園

こども動物園 の中もすっかり 秋色になっていました。



10時の開園 までに職員の方が落ち葉をかき集めて清掃されている
ので、拾い集めるような落ち葉も見かけませんでしたが、


流れに落ちたメタセコイアの葉だけが、柵に阻まれて溜まっています。

  もみじの柵


これが公園の中ではなくて、山を流れ下る川ならば、淀みに溜まった
落ち葉が 自然の柵(しがらみ)をつくっているでしょう。


「百人一首」にある歌 が 思い浮かびます。

山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり
                     春道列樹(はるみちのつらき)
山中を流れる川に風のかけ渡した「しがらみ(柵)」は、流れること
 ができずに散りたまっている紅葉であったのだなあ



谷川の細い流れに散ってたまっている紅葉の美しさはきっとこの比では
ないことでしょうね。




今日の大学構内 。  紅葉も、これからが盛り

  獨協大学に入る

  銀杏並木


  大学中庭


広げた手のひらを前につきだして、
「ちょっと このまま待って!」 と言いたいような・・ もみじ の 錦です。



  大学もみじの錦



「百人一首」24番と26番の歌でも

(きっと、こんな紅葉を前にして詠んだんだわ)  なんて想像しながら、

通り抜けの短い時間で、
もみじの鑑賞を 倍増して楽しんでみました!


このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに
                       菅 家 [『古今集』羇旅]
今度の旅は幣もささげることができませんでした。とりあえずはこの
 手向山の錦織のような美しい紅葉を、お供えいたしますので、神の
 御心のままにどうぞお受け取り下さい


*神に捧げる幣(ぬさ)としては、持参した錦の切れ端よりも、手向けの山
  の紅葉の錦のほうがふさわしいというもの。


そして、「再度の天皇行幸まで散らないで待っていてほしい」と山の紅葉に
呼びかけるかたちで紅葉の美しさをここに留めた歌。

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
                      貞信公 [『拾遺集』雑秋]
小倉山の峰のもみじ葉よ、もしもお前に心というものがあるのならば、どう
 かもう一度の行幸があるまで散らないで待っていてほしい





さて、この一週間くらい   

身辺近場で 各所の“もみじ競べ”を楽しみたいものです  o(^▽^)o




コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
私へのメールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
日本ブログ村 ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR