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 草笛  & 「百人一首」 70

  木々の緑が日ごとに色を増す季節

  今朝の出勤時、駅からの道でひばりの声を聞いた。

  三郷キャンパス

  構内の花壇にも、道端や空き地にも、カラスノエンドウが生育し、
  もう小さなサヤがふっくらと脹らんでいる。


  この連休中には、いたるところのエンドウマメが
  もっともっと脹らむことだろう


        カラスノエンドウ


  豆を取り払った豆柄を笛にして、幼子に聞かせたら
  きっと目を丸くして、歓声をあげるにちがいない。


  エンドウ豆の草笛に、オオバコの茎で強さを競う相撲、
  
  色々思いついたら、なんだかわたしの心も弾んだ。





  さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ
                            良暹法師(りょうぜんほうし)

あまりの寂しさに耐えかねて、我が家を出てしみじみとあたりを眺めてみ
ると、どこもかしこも同じように、さびしさばかりの秋の夕暮れであるよ。


百人一首の世界

       さびしさのあまり
        わが庵から出て 辺りを眺め見渡す
      
        けれど どこもみな同じ
        ああ こんなにも寂しい秋の夕暮れ



どき土器クッキー & 「百人一首」 69

  お土産にいただきました。

      どきどきくっきー
  
      志木の銘菓 どき土器クッキー

       土器の形をした焼き菓子です。
       こんなクッキー たのしいですね!!


   「チャレンジドカップ」焼き菓子コンテスト全国優勝商品。
  一枚ずつ丁寧に型抜きした自慢の逸品。
   赤米・黒米・よもぎ・あわの雑穀ヘルシークッキーです。

  
      どき土器クッキー¥500
詳細はこちら ←から



     お子さんと、或いは お孫さんと、♪♪
 
    食べながら ぜひ“歴史” の おはなし を。
       同封の冊子が役立ちますよ。






  嵐吹く 三室の山の もみじ葉は 龍田の川の 錦なりけり
<アラシフク ミムロノヤマノ モミジバハ タツタノカワノ ニシキナリケリ>
                     能因法師(のういんほうし)
激しい山風が吹きあらす三室山のもみじの葉は、龍田川の
水面に散り浮かんで水面を覆い、まるで錦の織り物であるか
のように美しいことだよ。


百人一首の世界

   嵐が吹いて
   三室山の紅葉は はらはら散って
   そして 龍田の川は
   錦の織物となってゆく 

季節の移ろい  &  「百人一首」 68

さくら(ソメイヨシノ) が葉桜 になるころ、

     メタセコイア


影絵のようだった メタセコイア の並木が確かなみどりの並木にかわった。





忘れていた花の蕾が頭をもたげ、ほそく長く首をのばしているのには気付
いていたけれど、


        きつねのかみそり

ある日、パッと鮮やかに花開いた ニホンガーベラ。 気がつけばそこここと
色とりどりの花が、その時を忘れることなく 咲きはじめている。





     百人一首の世界


  心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな
<ココロニモ アラデコノヨニ ナガラエバ コイシカルベキ ヨワノツキカナ>
                     三条院(さんじょういん)

本心とは違って、心ならずも、つらく苦しいこの世に今後も生き長らえて
いたならば、そのときは、きっと恋しく思うに違いない 夜中のこの美しい
月であるよ。



   決して 望んでいる訳でもなくて でも、
     この世に生きながらえたとしたならば、
 
   そう、きっと恋しく思い出す
     この夜更けの この月の美しさ



春の野草 & 「百人一首」 67


さくらの花 が終わるころ 土手の道沿いや、道路の端に、緑とえんじ色の、
細竹のような茎をもつ野草が伸び出してくる。


  イタドリ


これが イタドリ という、食べられる野草の一種だ。 葉の先の柔らかい
部分を天麩羅にすると、少し酸味もあって、なかなか美味しい。



茎の部分を中心に、茹でて水に晒しておいたものを、炒め物にしてみたと
ころ、これもなかなか いける味に仕上がった。

       炒め物

味付けは醤油とお酒。しらすやかつおぶしなど一緒にいためるのも良い。


  菜の花

菜の花の、まだ蕾の先15センチばかりの部分を摘んできて、ゆがいた
ものを、これも水に晒しておく。 こちらは“胡麻和え”にしていただいた。



        筍ご飯

取れたての筍をいただいたので、ぬかと唐辛子を入れた大鍋で茹でて
おき、翌朝、皮を剥いて洗ったところ、美しい茹で筍が現れた。

今年の初物は まず “筍ご飯” に。 残った筍は何の料理に使おうかと
家人に聞いたところ、「 それもまた “筍ご飯” にしよう」 とのこと。

今年の筍は特別美味しいようだ。それとも料理の腕をあげたのかしら?





   百人一首の世界   67

  春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
<ハルノヨノ ユメバカリナル タマクラニ カイナクタタン ナコソオシケレ>
                     周防内侍(すおうのないし)
春の夜の夢のようにはかない、かりそめのあなたの手枕によって、つま
 らなく立つであろう浮き名が、なんとも残念なことですよ。



    かりそめの恋ですか 
   
    気まぐれな あなたの恋に
    泣くのはわたし 
 
    言い訳なしの 噂が恐い




桜咲く 鎌倉を Walking

     IMG_3694.jpg




春の鎌倉を歩いてきました。 今回は獨協大学オープンカレッジでの講座
「天皇に愛された女の物語-『とはずがたり』と鎌倉時代 で行っています
鎌倉紀行のコースを決めるための下見が目的でした。


  IMG_3698.jpg


1日ツアー での必要事項、チェック事項をメモしながら、それぞれの見学
所要時間も細かく計りながら歩きました。一番の成果は団体での食事処
を決めて予約できたこと♪♪   これが毎年苦慮するところなんです。


     IMG_3701.jpg

一通りのコースを決めて歩数計を見たら、総計13,821歩。よく歩いた

     IMG_3703.jpg


桜の咲く鎌倉を、北鎌倉から由比ヶ浜まで、そよ風に吹かれてのウオーキ
ング。 充分に楽しんできました。






鎌倉時代の文学作品  『とはずがたり』 を 講座では作品の内容から
天皇に愛された女の物語」として読んでいます。

今年度の後半から、いよいよ巻四に入ります。ここからは、宮廷から追放
されるという憂き目にあった主人公が出家のうえ諸国行脚の旅に出た話
になります。

いよいよ先ずは鎌倉へ向けての旅路の始まり。  こちら ←からお読み
いただけます。  よろしかったら、上をポチッとクリックしてご覧ください。





花吹雪  &  「百人一首」 66


      
      桜吹雪
        花吹雪のなかを 歓声をあげ 駆ける幼子
   



       盛りに 雨や寒い日もあった 今年の さ く ら

           お陰で 例年より長い間

       様々な 桜の風景を楽しむことができました!!





     百人一首の世界



  もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし
<モロトモニ アワレトオモエ ヤマザクラ ハナヨリホカニ シルヒトモナシ>
               前大僧正行尊(さきのだいそうじょうぎょうそん)

いっしょに、しみじみと心にしみてなつかしいと思っておくれ、山桜よ、
 おまえよりほかに私の心を知ってくれる者もいないのだから。



     ひとりぼっちの私 一本だけの山桜
     おまえは私 私は桜
 
     なんてやさしく なつかしく
     
     心癒され ひとり佇む



花は盛りに・・ & 「百人一首」 65

 雨の日曜日、今年最後になりそうな さくら見物 は車の中から
 ワイパー越し。現れては去る さくらの花

 益々もりもりと花開いた桜並木が、雨に煙ってどこまでも続くか
 のようにみえて、これもまた幻想的で 素敵なさくらの風景です。



 昨日の土曜日は ポツポツと冷たいものが落ちてくるような天候
 でしたが、傘を手に 見沼のお花見 を楽しんできました。


 見沼代用水東縁
      <見沼田んぼ 東縁(ひがしべり)総持院の橋から>


 氷川の案山子公園
      <氷川女体神社の前 案山子公園の池に映る桜>


 氷川女体神社前
 <見沼の代用水は、もう 花筏(はないかだ)になっていました。>





            百人一首の世界


 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
<ウラミワビ ホサヌソデサエ アルモノヲ コイニクチナン ナコソオシケレ>
                         相 模(さがみ)    
相手のつれなさを恨み悲しんで、涙のかわくひまもない袖でさえ、まだ
朽ちないで残っているのに、恋のために浮き名が立って朽ちてしまいそ
うな私の名が、まことに惜しいことです。



     なんてひどいこと 絶対ゆるせないと
      あなたを恨んで 流す涙

ぬぐった涙で 着物がダメになってもかまわないけれど
  ただ惜しまれるのは 世間の誤解、 私への悪評








東京 さくらWalk -増上寺- &  「百人一首」64


東京のさくら がほぼ満開なので、5日は“大江戸ウオーキング”してきました。



     増上寺とタワー

港区芝大門にある浄土宗大本山 増上寺では、御忌大会(ぎょきだいえ)が
執り行われています。

    御忌 とは、浄土宗元祖 法然上人の忌日法要のことです。


        徳川将軍霊廟

  増上寺には、徳川将軍家霊廟 ー 御霊屋(おたまや)があります。

  昭和20年の二度にわたる空襲直撃で焼失した御霊屋群から、
  昭和33年詳細な学術調査のうえ現在地に改葬されました。


     旧芝離宮恩賜庭園

  旧芝離宮恩賜庭園 (大名庭園とも) のさくらです。この地は芝浜と
  呼ばれていた眺望豊かな海浜でした。

  かつては潮入りの回遊式築山泉水庭園で、潮の干潮を利用して水辺
  に変化をもたせていたのだそうです。  品川の海が見えたんですって。





   百人一首の世界   64

   朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
 <アサボラケウジノカワギリタエダエニアラワレワタルセゼノアジロギ>                    
                   権中納言定頼ごんのちゅうなごんさだより

夜がほのぼのと明けてくるころ、宇治川一面にたちこめていた川霧が
絶え間を見せ、晴れてくると、そこに現れたのは浅瀬ごとにしかけた
網代木であったことだ。




     宇治川に 霧たちのぼり
     川霧に 朝日差し初め 
       
     やがて、 霧のまにまに 網代木見えて




・瀬々の網代木→「瀬々」は川のあちこちの浅瀬。
           「網代木」は、浅瀬で魚をとる網代(竹や木を編み重ねる)を
           張るための杭を網代木という。


 フリーマーケット  ・ 「百人一首」 63


 実は私、フリーマーケット (略して フリマ)って、それぞれのお店が
自由( f r e e )に品物を出して売る ー自由市場ー だと思っていました 

  でも、フリーとは 「f l e a」で、「蚤(のみ)」のことだったのですね。
       体長2~3ミリ、ぴょんぴょん跳んで血液を吸うアレ
        今じゃあ、見たことない人がほとんどでは?


    色々雑多な品が並べられていて、見て歩くだけでも楽しい。

        だから f r e e かと 思ってました。



そんな時期に 我が自治会の「さくら祭り」で “フリーマーケット”を、との
提案があったということで、出店者募集の回覧板が廻ってきたのです。

そこで、(何でも やってみなくっちゃ分からない) とばかり、応募してみ
ました。 

当日です。       
       フリーマーケット

       手作りも
                   
       古本
 本は、 料理本やガーディニング関係などがよく売れましたね。


 


 祭

カラオケ、ジャグリング、フラダンスと、今年の「さくら祭り」 盛況でした。





百人一首の世界  63


  今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな
<イマワタダ オモイタエナン トバカリヲ ヒトヅテナラデ イウヨシモガナ> 
                   左京大夫道雅(うきょうのだいぶみちまさ) 

今となってはもう、あなたへの思いをあきらめてしまうつもりだと、それ
だけを人づてではなくて、直接あなたに言う方法があるとよいのになぁ。



     あなたのことは もうあきらめてしまおう
     あなたのためにも わたしのためにも
 
      だからせめて 「さよなら」だけは
      あなたに逢って 伝えたい


プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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