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五月の サネカヅラ


好天気が続いた連休が明けると、
仕事始めから寒い日が続いている。

春の良い気候の中で
挿し木をした我が家のサネカヅラは
順調に生長中だ。

挿し木サネカヅラ (480x640)

すっかり刈り取られてしまった親木のサネカヅラは、
あの晩秋から、 どんな具合になっているのか、

気になっていたので、氷川女体神社の磐船祭りの
日 少しばかり 足を伸ばして、逢いに行ってきた。


 見沼田んぼのサネカヅラ (480x640)

 蔓が丁度良い具合に伸びて、若葉を繁らせていた。




  サネカヅラの名は、古語の「さ寝」=寝ること、
    (特に男女がいっしょに寝ること。)
  に掛けて、恋の歌に詠まれることがある

一方、『万葉集』の巻二にある柿本人麻呂の歌 のように、
サネカヅラを「後も逢う」に掛けても詠むこともあるという。


- ねもころに  見まく欲しけど  止まず行かば
   人知りぬべみ  さね葛  後も逢はむと -



   サネカズラは「つるが延びて分かれても、
またからみあう合うところから、このように詠うのだそうだ。

見沼田んぼのサネカヅラは復活していた。枕詞として詠ま
れている蔓の延び方が 納得できる延び方で、嬉しかった。



エノモトチドリ (480x640)

  こちらも 我が家で 今年復活した山野草

         エノモトチドリ

    可憐な美しさに魅了されている。



iPadから送信

五月の花

    「あやめ」の漢字表記は「菖蒲」
  なので、「あやめ草」とは「 しょうぶ」のこと

 でも、「菖蒲」と「花菖蒲」とは別種なのだとか、

        ややっこしいですね。


菖蒲



見沼田んぼの西縁に、「黄菖蒲」の花が咲きだしました。

   どちらかと言えば、自然に溶け込んでいて

 「花菖蒲」より、見沼田んぼの散歩道に似合う「菖蒲」



黄菖蒲

ほととぎす鳴くやさつきのあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな
             <『古今集』一・読み人知らず>


「あやめも知らぬ恋」とは「道理もわからないほど理性を失う恋」




  五月五日、暦の上では<立夏>  夏めいてくるころ デスネ


たんぽぽ綿毛の舞う見沼田んぼ

昨日の日曜日は30度近くの夏日になりました。


     氷川女体神社前の公園では
子供達が元気に自然と遊ぶ姿が多く見られました。

 たんぽぽ綿毛 (480x640)

公園内だけでなく、見沼たんば一帯には 
 今つぎつぎと咲き出す たんぽぽ と、
   綿毛ぼうずがいっぱいです。


  今年 5月4日(木)は

 祇園磐船龍神祭(ぎおんいわふねりゅうじんさい)


女体神社から赤い橋を渡って向かう 祭祀場を取り囲んでいた
   古木の枝が剪定され、水が抜かれていた池にも


 祭祀場を囲む池 (640x480)

   代用水からの水が入りました。
まだ濁っていますが、やがて澄んでくると
鯉や小魚、亀の姿も見られることでしょう。


 池 (640x480)

      ちょっとした森の中のようで、
 周辺からは全く見えなかった祭祀の様子が
今年は周辺からも 伺い知ることできそうです。


  見沼田んぼ - 桜の開花状況 

3月23日(曇りのち晴れ) 

  桜開花状況

見沼田んぼ の東縁(ひがしべり)  ヘルシーランド、大崎公園



横長に桜枝

   植物園駐車場 を囲む桜の並木。
 
 毎年一番早くに 開花を見せる木です。


    見沼田んぼとは?」  




龍神 マルコ と マユミの木


3月11日の今日、見沼田んぼ 東縁(ひがしべり)を歩いてきました。

7年前の出来事が、ついこの前のことに思われます。



 龍神・マルコ (640x480)

見沼原形保全区 に横たわる 龍神マルコ詳細はこちら)




 マユミ (640x480)

その横に立つ マユミ の木 です。



近づいて、よく見てみると、 新芽が伸びてきています!

 新芽 (640x480)



マユミは材質が強い上に、よくしなる木なので古来より
   材料として知られ、名前の由来になりました。
      弓の美称でもある真弓(マユミ)。



『伊勢物語』 24段にある 和歌一首

  あづさ弓 ま弓つき弓 年を経て わがせしがごと うるはしみせよ
<アズサユミ マユミツキユミ トシヲヘテ ワガセシガゴト ウルワシミセヨ>

長い年月の間私があなたを愛してきたように、これからは新しい恋人に
 親しみ愛し合いなさい



伊勢物語梓弓」のお話

へんぴな田舎に住んでいたある男が宮仕えをしようと一大決心を
して、女と別れ都へ出かけて行きました。



その後男から女へ何の連絡もなくて、3年という年月が流れました。



残された女は三年も音沙汰がなかったので、ついに他の男と結婚
することにしました。



ところが、女が他の男と結婚しようとしたその日に、都へ出かけてい
た男が帰ってきたのです。



帰ってきた男は家の前に立ち 「扉を開けて下さい」と言います。

あっ、あの人だ! と知った女は、扉を開けることなくて和歌を差し
出しました。

 あらたまの 年の三年(みとせ)をまちわびて
          ただ今宵(こよい)こそ 新枕(にいまくら)すれ


と、今夜 別の男性と結婚することになったことを伝えたのです。



帰ってきた男は、その事情を察して詠んだ返歌は、

あづさ弓 ま弓つき弓 年を経て わがせしがごと うるはしみせよ



  たとえ都であっても、ピューンと行って帰って来られ、SMSやLINEで
瞬時に状況が分かり合える現代では考えられない平安時代の悲劇です。

   この歌のこころは、男のやさしさなのか、やせ我慢なのか・・
       でも、なぜか わたしこの歌好きで、

 語呂も良いせいもあって、「マユミ」の木をみると想う和歌なのです。


           
プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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