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春の野に・・・

 梅の花咲く

  梅(おもいのまま) の花が 開き始めました!

  今日 やっと 3輪、 昨年より二週間遅れの 開花です。




 草花の芽

  庭を覆っていた枯れ葉や枯れ草を除いてみると

  ああ ~ 、 草花の芽が 角のようにいっぱい顔を出し


 クリスマスローズ
 クリスマスローズ赤


   雪の下で蕾をつけていた クリスマスローズは

     花開いて、相変わらず うつむき加減で

         きれいに咲いています。


           ですね 


    そういえば、旧暦 の 一月に入りました。

    古典文学の世界では   の始まり 





「百人一首」 15


  君がため 春の野に出でて 若菜つむ
                わが衣手に 雪は降りつつ

<キミガタメ ハルノノニイデテ ワカナツム ワガコロモデニ ユキワフリツツ>                      
                                光孝天皇



あなたのためにと思って、初春の野に出て若菜を摘んでいる私の衣
の袖に、 雪が次々と降りかかってくることですよ。


光孝天皇が摘んでいるのは若菜、春の七草摘みの原形といわれます。

 この和歌は贈り物(若菜)に添えるのに詠まれたもので、当時は人
  に何かを贈る時にも、気持を伝える歌を添えたのだそうです。


         この時期に 雪 ?


 そういえば、7日(火)の今日 長期予報では 雪マーク
         付いてましたよね。

   でも、寒冷前線が予想より下に留まっているために
      雪になることはないとのこと  o(^▽^)o


        なので、 旧暦の一月 

    雪が降る中で若菜を摘むこともあったでしょうね。



梅の花咲くところに

梅の花にもいろいろ種類があって
開花の時期も違いますよね。 

比較的暖かくなった今日は
だいぶ梅の花も開いたのではと期待して
思い当たるところを巡ってみたのですが

まだまだ・・

そんな中、他にも 思い当たるところがあって
そちらの方を訪ねてみると



 梅の大木

ちょうど見頃の 梅の花が咲いていました。
ここにだけ 春がきたようです。


          ∞∞∞∞∞∞∞∞


「百人一首」 35 

人はいさ 心も知らず ふるさとは
           花ぞ昔の 香ににほひける


ヒトハイサ ココロモシラズ フルサトワ ハナゾムカシノ
                         カニ ニオイケル


               紀 貫之  [『古今集』春上(四二)]


あなたが心変わりをされたのかどうか、さあそのお心のほどは
 分かりません。昔なじみのこの里では梅の花だけが昔のまま
 の香りで咲き匂っていますね。


  人はいさ


       この和歌、分かるようで・・難しい?

    歌を届けた「あなた」と、作者の関係は?

 作者は紀貫之(きのつらゆき) 男性だとわかるのですが、

詠いかけた相手、「あなた」の性別は? どんな関係の人かしら?


いろいろ想像すると幾つかの場面が浮かんできておもしろい歌
です。「百人一首」 詞書(ことばがき)が一切書かれいません。
『古今和歌集』にある詞書を前提にすると、思わぬ状況が浮か
んでくるかもしれません。
     ♪(/・ω・)/ ♪



忍ぶ草

  忍ぶ草 (480x640)


百人一首」 100
   ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
モモシキヤ フルキノキバノ シノブニモ ナオアマリアル ムカシナリケリ

この大宮の古びた軒端に生えている忍ぶ草を見るにつけても、皇室の
 栄えた昔のことが なつかしく、偲んでも偲びつくせないほど慕わしいもの
 は、昔のよく治まっていた御代であるよ。





宮中の古い建物に生えている忍ぶ草は皇室の権威が衰えたことの象徴。

しのぶ は 「忍ぶ草」と「偲ぶ」が掛詞(かけことば)として使われています。



庶民の家ですと “ペンペン草(ナズナ)” がそれに当たるのでしょうか (´Д`*) 


師走


 電飾 (640x635)

駅前を通る際、ロータリーの植え込みを よ~く見てみると、
クリスマスの電飾が付けられています。


昼間は目立たないけれど、夜 駅に着いたらきっと明るくて
キラキラ、ピカピカ 華やいだ気持になることでしょう。

一方では、何か急かされるような気持にもさせられる
年の暮れ の始まりです。




夕方から降り出した雨は、いつの間にかすっかり上がって、
日付が変わるころになると、大きな月が地上を明るく照らし
ていました。



  望月 (532x640)

師走 の 望月。 

冬の月は刺すような光を放ち、透明感のある美しさを
見せています。

が、冬の夜の寒さは月を鑑賞するには耐え難いからか、
「月」が和歌に詠まれるのは「秋の月」が多いようです。

「月」の季語は「秋」




さて、獨協大学オープンカレッジでの「百人一首」講座も
今月で「秋期講座」が終了します。

最後に読む歌の中に「夏」の歌が入ります。 この歌は
京の上賀茂神社に於ける夏の行事「夏越しの祓え」の
こと。


98
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
                従二位家隆(じゅにい・いえたか)

そよそよと風が楢の葉に吹いてそよぎ、このならの小川の夕暮れ
はすっかり秋の訪れを思わせるけれど、この川のほとりで行われ
ているみそぎの行事だけは、やはり夏だという感じであるなあ。






 上賀茂社の

800年ほど昔に詠われているこの「夏の禊ぎ」の行事が、
このような「夏越しの祓え」のかたちで 今に伝えられてい
るのです。

*写真は今年の水無月に京都に行かれた受講生Mさん
  によるものです。



講座「百人一首」 の 教室から

今回の秋期講習 が初回 に当たる方を7名迎えました。(23名中)

(連続4回 のご受講で百首を読み終えるペースで進めています。)



 昨日は12月の気温と言われるほど寒くて、おまけに 一日中雨。




それでも、教室の中では 変わらない熱気に、講義の時間が短く
感じられて、私も気をつけてはいるのですが、つい早口になり勝
ちです。



    かるた始めました


 今日は、初めてのかるた取り 最後の15分を割いて 実践して
 みました。


3人グループ で行い、3〜5分で決着がつく 「五色百人一首」で
かるた取り です。




初心者でも 歌の読み上げ から取り方まで 、短時間で習得でき、


身体を動かし、言葉を交わす、こんな交流の中から 和歌を覚え
る意欲も きっと高まることでしょう。   




興味 関心の域を広げ、今後も 学ぶことを楽しみたいものです。




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プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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