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みかも山 へ


まだ梅雨の前なのに、初夏の陽気。

こんな日には山もいいかなと、
栃木県のみかも山へ。

 みかも山

期待通りの風景でした。



     入口案内



                  ほたるぶくろ
                         ホタルブクロ


奈良時代に詠まれた 東歌(あずまうた) です。  『万葉集』


しもつけぬ みかものやまのこならのす まぐはしころは たがけかもたむ

しもつけの みかものやまの こならのす 
下野の みかもの山の 小楢のす
                 まぐわしこらは たがけかもたむ
                 ま麗し児らは 誰が笥か持たむ



   (下野のみかもの山に茂っている小楢の葉 その葉が美しいように
     美しいあの娘は、誰の妻になって、食事の世話をするだろう)




    つばめみかも山の道の駅のツバメたち




東京 Walking  お茶の水界隈へ


お茶の水駅から神田川に架かる橋を渡って左折、
順天堂大学をぐるりと廻って 本郷通りへ。

右折して東方向へ暫く歩くと湯島聖堂傍の交差点に出る。 
そこをそのまま進んで行くと 


  神田明神

   左手に見えてくるのが 江戸総鎮守 神田明神 。


天平二年(730)の創建。江戸時代になって江戸城拡張の折りに、
千代区大手町、将門塚周辺から表鬼門にあたる当地へ遷座された。


「神田明神」と聞くと 嘗てのテレビ番組「銭形平次」、
      舟木一夫の歌を口ずさんでしまうのですが・・・
  (#^.^#)


さすが 都会に鎮座する神社ですね。境内は隅々まで綺麗で、
参拝者も途切れることなく続いて訪れていました。 


  梅の花

 まだ小さい梅の木。 風情ある姿で、今ちょうど見頃の花をつけていました。 
 

    君ならで 誰にか見せむ 梅の花 色をも香をも しる人ぞしる 
                            紀 友則(きのとものり) 

あなた意外に一体誰に見せたらいいのかしら。 この梅の花の色にせよ、
 香りにせよ、その美しさは 分かる人だけが分かってくれるのです。






   花より団子  こちら   おすすめデス


   
     甘野屋
      神田明神入り口 近くにある 甘味処  天野屋


    甘酒  甘酒 400円也 




立春の日


  春立つ日 と書いて 立春
   今日のお昼過ぎには文字通り の陽気となりました。

  垂れ紅梅と月
             < しだれ紅梅>

  春 とは、旧暦で言いますと正月(1月)、2月、3月のこと。
  新暦では2月4日から5月4日までになりますね。


  垂れ白梅と月
             <しだれ白梅>


  例年、
  
  私の中では、節分、そして翌日の立春の頃が一年で一番寒い時期
  3月の声を聞いてやっと三寒四温で暖かな春が来る という感覚ですが、

   IMG_3128.jpg

  今日の陽気はもうそのもの
  芝川土手の道から見える さいたま新都心、背景の秩父連山も
  春霞がかかっているかのように見えました。





    春たちける日よめる

  袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ
<ソデヒジテ ムスビシミズノ コオレルヲ ハルタツキョウノ カゼヤトクラン>
                 紀 貫之 (『古今和歌集』)

暑かった夏の日に着物の袖が濡れるのもいとわず手ですくった山の
清水も、冬の寒さで凍りついていて、春立つ今日の暖かさが今頃たぶ
ん解かしていることだろう




訪れては去る季節(夏、秋が過ぎて冬、そして春)を、川の流れとともに
平安朝人の生活感情を巧みに形象化することで、見事に詠みあげた歌。



この歌に初めて出逢った時、野山を駆けめぐって遊んだ子供時代の体
験と重なって、感覚感情のみならず、川の風景まで思い浮かんだもの
でした。

関東平野を流れる芝川は清流にはほど遠いけれど、水が少なくなった
川面に、シラサギ、アオサギの姿が見られました。




  

大晦日

いよいよ、今年もあと数時間で終わります。
大晦日の今日は、陽が差してくると寒さもゆるんできて、
穏やかな小春日和となりました。


大きなヒヨドリが、枝をゆらして柚子の木に止まり
盛んに実を啄んでいきます。

  ゆず



暖かな陽を受けてオキザリスが花を開きます。

  オキザリス



一番驚いたのは、お買い物の帰り道
梅の蕾が一杯に脹らんで、近づいて見上げてみるともう何輪も咲いて
いるではありませんか。

  
 梅の花



なるほど、暦の上ではまだ師走、でももう春の陽気になっているとい
うことですね。 草木は自然に正直、気候そのものなのですから。


 年のうちに 春は来にけり ひととせを 去年とやいはむ 今年とやいはむ
<トシノウチニ・ハルハキニケリ・ヒトトセヲ・コゾトヤイワン・コトシトヤイワン>

             在原元方 (古今和歌集一・春・上・一)



              こたつみかん・ねこ
    今年も 一年おつきあいいただき ありがとうございました。
          どうぞよいお年をお迎えください。



常宿

京都に行く時、いつも泊まる宿がある。 京都東山の近く、平安神宮まで
ぶらっと散歩気分で行くことが出来るところ、岡崎に建つ。

宿自体に歴史があって、宿泊者のための玄関とは別に、南側に一般観
光者用の入り口も設けられている。



 白河院ロビー

決められた時間内だが、お庭がが解放されているらしい。


ここ数年で従業員の方も何人か変わったけれど、ずっと変わらない方もい
らっしゃる。 決まり切った会話を交わしながらも、なんだか昔馴染みの人に
逢っているようで 「また京都に来た」 と、嬉しい気分になれる。




今回も受付を済ますと、その私が知る方が、
「ではお部屋にご案内します。その前に・・」
と、館内の案内説明をされようとしたので、
「何度も来ていて、よく分かってますから大丈夫です」
と遮ってしまった。
(大勢迎えるお客の一組、覚えられてはいないようだナ)


 お食事所


夕食後、フロントにいらしたのも 同じ方だった。
「お風呂は何時まで入れますか?」
と私が聞くと、

ちょっとお茶目な仕草で、
「はい、明朝10時まで、お好きな時間にいつでもお入りいただけますよ」
と返事が返ってきたのだった。
(そうそう、大浴場じゃないかわりにいつでもはいれるんだったナ)



そこで、思い浮かんだのが「百人一首」 35番にある紀貫之の歌、

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の
                      香ににほひける

                     
あなたは、さあ覚えておいでかどうか、そのお心のほどは分かりません。
でも、昔なじみのこの里では梅の花だけが昔のままの香りで咲き匂って
いますね。


(ここは 梅 を 松 にかえてみましょうか ネ )

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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