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発芽玄米 と 乾飯(かれいい)


むかしむかし、旅をする人はどんな携帯食を用意したのでしょう。


宿もまだない平安時代初めのころのことです。

『伊勢物語』のなかに、東国に旅した主人公が「乾飯(かれいい)」
を食べる場面が出てくるのですが、そのご飯のうえに郷愁の涙が
こぼれて、「かれ飯」が涙でふやけてしまったと書かれています。


  乾飯 (595x483)

[上の再現写真は 『新国語便覧』(2009年度版 第一学習社)によるもの
です。]

米の場合は一旦蒸したり(強飯)、炒ったりして火を加えたものを
乾燥させて持っていったようです。

また、乾した飯でなくても、旅行用の糧食を「かれいい」と言ったとも。


これを見るかぎりでは、今の健康食「発芽玄米ごはん」 によく似て
います。

   玄米ご飯 よりは見た目が白いという程度のことですが。



         ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 

          これが ↓

    玄米ご飯 (480x640)
       
玄米を水に浸して数日置き、発芽を確認したところで炊飯したもの
です。


むかしの携行食を再現してみようとして「発芽玄米」にしたのではあり
ません。この方が栄養価が高くなると聞き、単なる好奇心から (ノω`*)ノ


    玄米 (480x640)

 3合の玄米を水に浸した状態にして最初の3日間は一日に1回
 後の2日間は、一日に2回水をかえました。


    発芽 (480x640)

 色も白っぽくなってきて、よ~く見ると、ちっちゃなトゲのような芽が
 出てきたのが確認できます。


   芽 (480x640)

 ほら、 ピンセットでつまんで並べてみるとーよく分かるでしょ!


 こうなってから、炊飯器の「玄米コース」で炊いたご飯です。


       なので、「発芽玄米ご飯」は、
       ぷちぷち感が残っていながら

  「玄米ご飯」より柔らかい食感になっていましたよ


栗橋歴史講演会-静御前ー へ

埼玉県の栗橋で開催された「栗橋歴史講演会」に行ってきました。

   栗橋文化会館イリス

     会場は「栗橋文化会館(イリス)」でした。

上の写真は閉会のあと駐車場に向かう際に撮ったものなので
薄暗いくなっていますが、16:30)


  開場前

開場13:00 で、間もなく会場には多くの人が入って、席はどんどん
埋まっていきます。 

講師が 林 望 氏、通称リンボウ先生 であることがその一因だった
のではないでしょうか。 




  林望氏プロフィール



源義経の愛妾であった「静御前」については、栗橋以外にも伝わる
話はあって、それぞれに異なるようです。

それを、作家であり国文学者である方が、古典文学作品を資料とし
て「文学的存在としての静御前」を詳細に、分かりやすく解説しなが
らのお話は、とても魅力的でした。




  講演会来場者に配布Brochur

講演会来場者に配布のBrochur です。 広げて置いたもので、表紙
には「静御前」、裏表紙には「源義経」が、コンピューターグラフィック
で格好良く、美しく描かれていました。

実物の姿を知る由もない私達でも、古典文学に登場する人とはかけ
離れていると分かる、西洋的な姿です。



しかし、平成30年の現代に、「町おこし」として栗橋に伝わる「静御前
伝承」に力を注ごうという取り組みに於ける像としては、このすがたも
良いのではないかと感じたものです。

伝承としての日本歴史文学が新しく生まれ変わって、現代の若い世代
のみならず海外の人々にも関心を持たれるきっかけになればと思うの
です。


<静御前 と 古典文学作品>

『徒然草』二百二十五段 ・ 『吾妻鏡』巻第五 ・ 『平家物語』巻十二
「判官都落」 ・ 『義経記』巻四「義経都落の事」、他。 巻六「静鎌倉へ
下る事」、他。




みせばや


     ミセバヤ
              ミセバヤ


11月も もう半ばを過ぎて、風が冷たくなりましたね。

上のお花は、ベンケイソウ科の多年草で「ミセバヤ」という名を持つ
植物です。

葉は多肉質で円形、3枚ずつ輪生。 10月ごろには、茎の先についた
花が何とも上品な淡紅色でしたが、

今朝みたら、もうこんなに色あせていました。



「ミセバヤ」の名は、

「見せ」+「ばや」願望の終助詞 =「見せたい」という意味の古語

ミセバヤ は古典園芸植物の一つです。.




「百人一首」90 の歌には  「みせばや」の語が、

見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色はかはらず
<ミセバヤナ オジマノアマノ ソデダニモ ヌレニゾヌレシ イロワカワラズ>                

(お見せしたいものですよ私の涙でぬれた袖を。雄島の漁夫の袖でさえ、
どんなに海水に濡れてしまっても色は変わらなかったのに。
  私の袖は紅の涙で真っ赤に染まってしまいました)




スーパームーン


もし、今夜 天候が良ければ見えるはずだった月は満月
しかも、同じ満月でも特に大きく見える “スーパームーン” なのに。

残念ながら関東地方 夕方から雨模様・・・


楕円軌道で地球を廻る月が、一番地球に近づくときの満月だからだそうだ。
次回  “スーパームーン” を見られるのは18年後と知った途端
ものすご~く その大きな満月 を見て見たくなって、
雨音が聞こえなくなった夜に、夜空を見上げてみたけれど・・・ 月は無し


そういえば、と思い出して、昨夜 撮った月を見てみた。

  旧10月14日の月

外灯の光が ちょっと邪魔な位置からだったけれど、明日は天候が崩れる
との予報だったので、撮っておいた お月さま。 


  秋の公園

昨日は天気の良い日だったので、いつもの公園の紅葉も 特別綺麗に見えた。


そして、
夜の外出のとき、

「見てごらん、大きな お月さま。 きれいだねえ~」
と私が言うと、幼子は、
「うん、さっきからね お月さまがず~と わたしに ついて来てるのよ」
と答えた。  

(ほんとにそう! 不思議だよね)



暫く止んでいた雨が また降り出したようだ。

ここは、あきらめて古典 『徒然草』 にある兼好流に 月を恋い、
心眼でもって「お月見」 でもすることにしようかな。

花はさかりに、月はくまなきをのみ 見るものかは。
雨にむかひて月を恋ひ、垂れこめて春のゆくへ知らぬも、
なほあはれに 情ふかし。             
      (第一三七段)


花は満開に咲きほこる桜を、月は満月で、くまなく照りわたる月をのみ
鑑賞に値するものといえようか、いやそんなことはない。

雨に降り込められながら、雲の上に照り輝いているであろう満月を恋い
慕って心に想うのもよく、 室内にこもっていなければならないときならば、
春の状況もわからないままで、今ごろの桜はどんなだろうと、花を恋い、
心に想うのも また味わい深く、風情があるといえよう。






京都市 平安京創生館 へ

今朝のウオーキング時には、まだ青空さえ見えていたのですが、
午後3時を過ぎたころから、とうとう 雨 降り出しました。

   皇帝ダリア

最近 目を引く “皇帝ダリア”の花。 背が高くてまるで木のようです。
雨の中で すっくと立ち、堂々と咲く姿から この名がついたのでしょうか。


先週末に訪ねた 京都、一日目はまだよかったのですが、翌日は雨の予報
仕方ないので、急遽行き先を変えて 屋内の見学場所へ。


  古典記念
   京都市 平安京創生館 に行ってきました。


おすすめです。


  模型全体

平安京の復元模型 は圧巻、縮尺千分の一の都が目前に広がって、
今の京都の町と重ねた地図で 位置関係もよく分かります。


  平安京模型


手前「羅城門」から真っ直ぐ北に延びた「朱雀大路」 突き当たりの「大内裏」
の中に、今立っていることになります。

現在の「京都御所」は、少し右手の 矢印のあたりでしょうか。



  室礼

他に見所は沢山、平安京を再現した各展示品を見ながらの解説は具体的
で、理解しやすかったです。

     貝合わせ

  「貝合わせ」 他、囲碁、双六など、昔の遊びなども、よく分かりました。


場所: 京都市中京区丸太町通七本松西入 京都アスニー 1階

TEL: 075ー812ー7222        入場料: 無料

開館: 午前10時 ~ 午後5時     休館日: 毎火曜日及び年末年始

                       平安京創生館 ホームページ 


京都市中央図書館の側 に建っています。 丸太町通り を行くと

     案内

歩道の上に、案内板が 見えてきます。そこを入ると、

     創世館入口

    「平安京創生館」 入り口 です。         

プロフィール

Keiko

Author:Keiko
写真:【 唱歌:「案山子」の立つ見沼氷川公園】

こんにちは! 日本古典文学
研究に従事しているものです。
子育てがほぼ終了という頃に
大学院に入学、現在は 古典
文学講座の講師をしています。

こちらには 自然と文化と歴史
を感じながら‘知るを楽しむ’
日常を記しています。         
     

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